ベネズエラ旅行(2)世界遺産カナイマ国立公園 エンジェルフォール

南米

旅行日:2024/9/16-17

ベネズエラ旅行の行程です。ここでは3日目・4日目を書いていきます。

1日目ベネズエラ入国空港近く泊
2日目CCS→CAJ
アチャの滝・サポの滝
カナイマ泊
3日目エンジェルフォール(行き)エンジェルフォール泊
4日目エンジェルフォール(帰り)カナイマ泊
5日目エンジェルフォール遊覧
カヴァック洞窟
カナイマ泊
6日目CAJ→CCS
カラカス観光
カラカス泊
7日目カラカス観光
ケーブルカーでガリパン観光
カラカス泊
8日目ベネズエラ出国

事前準備

カナイマの宿Wakü Lodgeで予約。代金は宿のBank of America口座に振込。
<基本料金>
宿:1泊USD271.25(+1人部屋追加料金107.5)
CCS-CAJ往復航空券:USD260
サポの滝・カヤック体験・空港送迎:USD50
<追加>
エンジェルフォール往復:日帰りUSD300(1泊ツアーもあり)
エンジェルフォール遊覧:USD395

当初はこの予定だったのですが、他のゲストが全員エンジェルフォールの1泊ツアー(ハンモック泊)を選んだからお前も宿泊しろと言われ、USD200の返金条件で承諾することにしました。しかし、返金は現地ではしてもらえず、予約時のメアドに問い合わせると「Zelleの情報を教えろ」というお返事。

Estamos en cuenta seria tan amable de indicar sus datos zelle para proceder al reembolso

Saludos

info@wakulodge.com

だがしかしZelleはアメリカの銀行口座がないと使えない(日本の銀行向け送金は使えない)ので、代わりにPaypalとか銀行振込をお願いしましたが、現在もなお未払いのままになっています。手数料がかかるのを嫌って返金しないつもりなのでしょうか。

3日目:2024/9/16(月)

7:00 朝食&準備 8:40 出発

晴れて素晴らしい朝。朝食ビュッフェをいただきます。今回もとてもおいしくいただけました。
毎日何かしら宿泊客の食事を横取りしているGuacamaya(グァカマジャ)というカラフルな鳥は、この日はパンを皿から盗んで食べていました。

当初は日帰りの予定だったのですが、宿の都合で一泊することになったので、荷物をまとめないといけません。かばんはボートの後方に置きっぱなしになるので、移動中は別のバッグが必要です。

<防水カバーでくるんだショルダーバッグ(日中取り出し不可)>
空間用虫スプレー(ハンモック内部用)、上着・ジャンパー、パジャマ、着替え、折りたためるハンガー(濡れた服を干す用)、シャンプー・液体石鹸、コンディショナー、洗面用品、くし、歯磨きセット、充電セット(濡れないよう袋にしまう)、薬類、必要なら寝る時用アイマスク・マスク・耳栓など

<ビニール袋(日中取り出し不可)>
トレッキングシューズ、布地のシューズカバー

<ウォータープルーフバッグ(日中使用)>
日焼け止め、虫除け、モバイルバッテリー、ウェットティッシュ、ティッシュ、カメラなど(濡れないように袋にしまう)、座った時に膝下が隠れるレインコート(ポンチョ)

<身に着ける>
ラッシュガード、マリンシューズ、スマホ(防水ケースに入れる)、帽子、サングラス、ウォータープルーフバッグ、オーラルケアグッズ

蚊取り線香、携帯用座布団、ネックピローは使いませんでした。リュックやスーツケース、時計、現金、貴重品は不要。超薄手のビニールポンチョを宿が配ってくれますが、破けやすいのでちゃんとしたのを持って行くのがよさそう。

メンバーはコロンビア人が一人、残りはベネズエラ人。ベネズエラ人の一人が英語を話すのみでした。
ガイドは宿のスタッフのようです。車内で色々説明あるもののスペイン語のみ。下手なりに英語で話そうという気配もない。ところが直接英語できくと英語で返してくるからわかってはいそう。つまりサービスが悪い。ベネズエラで英語を話す優しい人を探すのはとても大変です。
8:40すぎに宿を出発。

8:54-9:12 ウカイマの滝

道が悪すぎてかなり揺れながら到着したのはウカイマの滝。ここで簡単な地図を見ながら行程の説明。ナチュラルスピードのスペイン語のみですが、図を見ればだいたい予想がつきます。

9:17 ボート乗り場着 9:40 クルーズスタート

ボート乗り場に到着。エンジェルフォールまでこのボートで往復します。
ボート後方に荷物置き場があります。一応ビニールでくるんでいましたが、結構な水しぶきなので防水カバーでくるんでおく方が安心です。
クッションがないとお尻がいたくなると聞いていましたが、この宿はクッションを用意してくれていました。手配によってはクッションを用意していないことがあるのかもしれません。
救命胴衣は必須、急流の箇所は「ラピド」というなどとスペイン語で説明があります。急流はボートが揺れるし水がボート内に入り込むこともあるので本当に要注意です。

9:40、ボートクルーズ出発です。素晴らしい天気!

9:56-11:18 マユパ島

15分ほどでマユパ島上陸。このあたりの伝統家屋などを見学。

マユパ島を歩いて、来たときと反対側のボート乗り場から再度ボートに乗ります。この辺りは急流すぎるためエクスカーションを兼ねて歩きにしているそうで、往復とも徒歩で島を横断します。日差しを遮るものは何もなくひたすら暑かったです。

1時間ほど歩いて再びボート。11:18出発です。

11:50-12:48 幸福の滝

30分ほどで再びボートを下ります。Pozo de la felicidad=幸福の滝というそうです。みんなここでダイブ!でも水はとても冷たいです。この後のボート移動で風に当たり非常に体が冷えると思い、パスしました。

水浴びタイムは1時間ほど。
終了後、ボートで先に進みます。道中名の知れぬ滝がいくつか見られました。とてもきれいです。

13:21-14:22 ランチ

少し遅めのランチタイムです。サンドイッチは熱くなっていますが、仮に痛んでいてもノーチョイス。特にお腹には問題ありませんでした。

14:28-14:40 森の中をウォーキング

食後、ボートに乗って近くの島で森歩き。倒木やぬかるみがあり、普通の靴が欲しいところですがボート後方にしまわれています。。
短時間だったので結果的にマリンシューズでもなんとかなりました。というかこのアクティビティは蛇足感があります。。

このあとはひたすらボートでエンジェルフォール近くのキャンプ地まで向かいます。だんだん雲があやしくなってきました・・・。

案の定雨が降ってきました。ポンチョの出番です。防風にもなって寒さ対策にもいいかも。
急流ではボートの中に水が入り込む!このあたりは上りになっているのもあってボートの操縦は大変そう。びちょびちょです!

到着までもう少しというところで名前の付いた奇岩が登場。ワニの岩、old ladyの岩、舌の岩というそうです。(行きは雨でうまく撮れなかったので帰りに撮影)

到着直前、エンジェルフォールが見えました!ボートのあたりは雨が降っていますが、滝には雲がかかっていなかったので無事見えてよかったです。

16:25 キャンプ地に到着

一晩過ごすキャンプ地に到着しました。周辺には別のキャンプもあり、宿や手配会社によって使う場所は異なるようです。
広間の棚に適当に各自荷物を置き、明るいうちにシャワーを浴びました。川の水まんまシャワーなので超クイックに済ませますが、さっぱりして気持ちいいものです。ただ、出た後も軽く虫よけをぬらないといけません。また、ドライヤーは当然ないし電気をくうので使えません。
濡れたラッシュガードなどは持参したハンガーで干して、長袖、長袖シャツ、ジャンパーを着て防寒対策。

ハンモックは隣のエリアにあります。屋根だけのスペースにガイドがハンモックをかけて、お前はここだとアサインしてきます。寝方についての説明はありませんが、靴を脱いでハンモックに入り、斜めに寝ればOK。蚊帳がついていましたが案の定破れてる箇所があるのでタオルかぶせて対応。一応蚊がいなくなる的なスプレーをハンモック内にまいておきました。
蚊帳が問題なさそうだったので、蚊取り線香は結局使いませんでした。

このキャンプ地はソーラーパネルがあり、コンセントあって充電可能。ただし争奪戦で、プラグの頭が大きいものだと入らないこともあり、念のためモバイルバッテリーを持ってくるのがいいと思います。他のキャンプ地ではコンセントがないこともあるようです。
夕食は牛肉、米、パスタ、サラダなど。例によって味は問題なし。Wifiもあってネットも見られました。

キャンプ地はエンジェルフォールのベストビューポイント!着いてからは曇ってしまい見えなかったのですが、日が暮れる直前に見えました!
ですが夜は雷鳴とどろく土砂降り・・・。ガイドは土砂降りだと翌朝は晴れというのですが、果たして。。
22時すぎに横になりました。腰が冷えてくるのでブランケットにくるまります。このキャンプは夜中ずっと明かりがついていて懐中電灯は不要ですが、ハンモックのアサイン場所によってはアイマスクがあるといいかも。雨音が会話の声をかき消すほどで、そのせいか疲れのせいかすぐ寝つけました。

4日目:2024/9/17(火)

なんと2:45に目が覚めてしまいました・・・。一度起きると寝付けない病で本当に困ります。
いびきの人がまわりにいなくてよかったです。ブランケットのおかげで寒くはありませんでしたが、それでも3時ごろは少し冷えました。

しかし早起きは三文の徳。5:40ごろ少しエンジェルフォールが見えました。
朝焼けで赤く見えてとても幻想的!
5分くらいで靄に隠れてしまいました。

6:30すぎ、朝食の時間にちょうど雲が晴れてきました。素晴らしい眺め!

しかも虹がでています!朝から感動的すぎ!
虹は時間がたつにつれてだんだん下の方にいってしまい、7:30すぎにはなくなってしまいました。貴重な景色を見られました。
こんな素晴らしい朝は一生にもうないかもしれません。

朝食は簡単なものですがこれだけあれば十分。濡れたラッシュガードは干していたものの、まるで乾いていませんが、気合で着て乾かします!
午前はエンジェルフォールの展望台までハイキング。長袖長ズボンはもちろん、濡れたり汚れていいトレッキングシューズが必須。靴カバーもあると便利ですが、ビニール素材は破れてしまうので環境的にも布地がよいでしょう。
スタート地点は対岸にあり、ボートで渡りますが早速お尻が濡れます。すでに濡れているからどうってことありません!

8:00 展望台に向けてハイキングスタート

対岸に到着後すぐガイドよりスペイン語で説明。迷わないようについてこいといった内容らしい。
早速ちょっとした川があり、整備されていないので靴が軽く濡れました。

手つかずではないかと思われるような森の中を歩いていきます。日が当たらないので雨季は地面がぬかるみ、むき出しの根っこや滑りやすい岩が多くて結構歩きにくいです。足元に泥が跳ねたりしますが、滑りやすくてそれどころではありません。

だいぶガイドのスピードが速いので、途中から自分のペースで一人上ることにしました。この岩のあたりから急な上りになるので結構しんどいです。

1時間15分ほどかかって展望台に到着!

9:17-11:35 エンジェルフォール展望台&滝つぼプール

展望台からのエンジェルフォール!大迫力!素晴らしい!!
世界最大の落差979mを実感。

隣の岩場(旅行会社によっては「第2展望台」とか言うらしい)からは滝とそこから流れる川が見渡せます。

滝つぼはなく、滝の真下は暴風雨状態になっています。雨状態から水が集まって川になり、流れ出ています。
我らが御一行様は全員南米の人だったこともあり写真撮影大会は長尺。何のコスプレかわからない人まで登場。「ミス・テプイ」といじられていました。
この岩場は蜂がいるので要注意。

ひとしきり写真を撮って気が済んだところで、10分ほど下ったところにある滝近くの水たまりで水泳。本当みんな毎日水浴びが好きですね。
滝には雲がかかってきてしまい、そろそろおひらき。1時間以上かかってキャンプ地に戻りました。湿気のせいか動くと暑いし非常に疲れましたが楽しいエクスカーションでした。

13:30 ランチ&キャンプ地からエンジェルフォール見納め

キャンプ地に戻ってランチ。段々簡素化している気がしますが、これまた味に問題はなくおいしくいただけます。展望台では雲がかかりだしていましたが、戻ったらまた全景が見られるようになっていました。
結局キャンプ地からは夕暮れ、早朝、昼間とすべてでエンジェルフォールが見られました!
ただ、午後は逆光になるような気がします。

残念ながらこれでエンジェルフォールは見納め。人生でもう一回見に来ることがあるかどうか・・・。名残惜しいですが、14:40キャンプ地を出発します。
帰りは行きと同じルートです。奇岩を見られるのも同じ、雨が降ってくるのも同じ。1時間ほど降られっぱなしでした。

激流のマユパ島は徒歩で歩き、再びボートに乗って、18:10宿に戻ってきました。

1泊2日エンジェルフォールの旅、無事おしまいです!

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