※徐々に加筆・修正します。
旅行日:2025/4~2025/10
西ゲートのさらに西にあるフューチャーライフゾーンのパビリオンや体験をレビューします。
フューチャーライフゾーンは「6つの万博」の1つ。リアル会場とバーチャル空間を結び付けてSociety 5.0の姿を描き出すそうです。
企業ブースタイプのものは常設でないものもあるので、訪問日の一期一会。
地域の文化の他、最新の研究中の技術を体験したり見られるのは万博感があります。
一部予約なし入場可のところもありますが、多くは予約必須。
2ヶ月前予約、7日前予約、空き枠抽選でもとれなかったら当日登録にかけるしかありません。
ギャラリーWEST
イベント会場。期間限定でさまざまな催しが開かれます。
この日はDigital Twin Perspectivesというものを開催していました。


フューチャーライフ ヴィレッジ
【入場方法】予約不要 ※展示によっては整理券制など制限あり
【入場】列があったら入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】なし ※隕石展示は行列だったようです
【実際の所要時間】1時間30分(展示内容や、どのくらい見るかによって変わります)

【一言でまとめると】万博恒例「ベスト・プラクティス」とさまざまな企業ブース。
記念スタンプが置かれがち。
アフリカにありそうな見た目の小さな小屋が並んでおり、その中が企業ブースになっています。
時期や時間によって参加企業や展示内容が異なります。



フューチャーライフエクスペリエンス
展示のメインは「フューチャーライフエクスペリエンス」と呼ばれます。
ベスト・プラクティス
2010年上海万博から続く万博公式プログラムで、世界の重要な課題を解決する良質なプロジェクトを発信しています。小さなブースがあるだけですが、パネルを読んでみると新たな発見があるかも。
柱の後ろにはリボンキーホルダーが貼り付けられていて自由に一つ取っていけました。取り外すとメッセージが書いてありました。


JAXA
株式会社アモーチェの隕石の展示は終わってしまいましたが、宇宙絡みということでJAXAのブースを覗いてみました。ちょうど朝10時からの月面重力体験があるとのことで、整理券を受け取ります。十数人とはいえ列ができていたのですが、みなさん情報収集さすがです。


順番が来て中に入ると、JAXA的展示品が隅に置かれていました。


体験コーナーは、スクリーンに向かって手を上げたりジャンプしたり投げるふりをすると、少し遅れてモニターの宇宙飛行士アバターが地球の何倍ものアクションをします。きれいなフォームで投げるとありえないくらい遠くまで飛んでいったり、相当高くジャンプしたりします。最後にステッカーいただきました。


その他出展
以下は、訪問日にやっていたブースです。「未来のみんなの保健室」(共和メディカルグループ)では、将来の健康は今の行動によるという内容の動画を鑑賞。遠隔操作ロボットのOriHimeは2機あり、入口の大型は東大阪から、モニター前の小型は島根からしゃべっているとのこと。途中通信が途絶えてひやひやしました。。
スマホから8つの質問(指の長さ、肺がん有無など)に答えると地域タイプがわかるという謎診断では、「関西タイプ」とのこと。お酒に弱くてコーヒーと甘いものが好きというのはあたり!


「廃棄物とワタシ」(大阪青年会議所)は、ミャクミャクパネルのフォトブースで写真を撮って、廃棄物を使った写真を入れるフレームを作っているようです。


その他、「しあわせを呼ぶ認知症」「伝え方ラボ(性格タイプ診断)」「健康寿命推定アプリウェルやお(八尾市)」「Biostar Stem Cell Moses Project」などどれも個性的な展示でした。
「伝え方ラボ」は生年月日で性格タイプを診断するというもので珍しく、おもしろかったです。
健康寿命推定アプリでは、実際の寿命と健康寿命が同じ年齢だったので、ピンピンコロリなのでしょうか。それならありがたいのですが・・・。



TEAM EXPOパビリオン

時期や時間によって参加企業や展示内容が異なるので、どうしても参加したいものは事前に調べておく必要あり。
特にこだわりがなければ、西の果て過ぎてくるのが大変なので、記念スタンプや空飛ぶクルマ観覧のついでにのぞいて一期一会を楽しんでみるのがよいでしょう。
モビリティエクスペリエンス(スマートモビリティ万博)
空飛ぶクルマのデモフライト実施場所。

未来の都市(フューチャーライフ万博)
【入場方法】事前予約・当日登録、場合によってウォークイン可
【入場】予約時間枠にQRコード読込、ウォークインの場合は列に並んで入場
【実際の待ち時間】事前予約のためなし
【実際の所要時間】2時間(シアターあり)
後日更新
ジュニアSDGsキャンプ(グリーン万博)
【入場方法】予約不要
【入場】列があったら入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】なし
【実際の所要時間】40分(スタンプに並んだため)
子供に特化した体験型プログラムとのことですが、大人でも楽しめます。


入って左の壁沿いに機械が並んでいます。試しに「万博ものしりクイズ」をやってみましたが、結構難しくて3問しか正解できず研究員レベルでした・・・。



メインは鹿島建設の重すぎるスタンプ。二酸化炭素を吸い込む特殊なコンクリートの展示です。



周辺に特殊コンクリートの展示があるのですが、ほとんどの人はスタンプを押したら満足して出て行ってしまいます。行列している間に見学できるような動線だったらよかったでしょう。。
AI会話ロボットはほとんどの方が気づいていないような感じでした。




万博サウナ『太陽のつぼみ』
【入場方法】事前予約・当日登録 ※水曜定休
【入場】予約時間の開始時刻に集合。QRコード読込。
【実際の待ち時間】読込後即入場
【実際の所要時間】1時間30分(説明、着替え、体験(ここまでガイド方式)、着替え・飲み物)
サウナは水着着用です。水着は持参するかショップで買うことになりますが、結構高額ですし、万万が一の品切れに備えて持参が無難です。金具のないものにしましょう。体験終了後水着を乾燥できない場合は乾きやすい素材のものがおすすめ。
係の人いわく、男性の場合サウナ中は上半身裸の方がおすすめ、外気浴・内気浴のときにラッシュガードを着るのはお好みでとのこと。
タオル・サンダルは不要です。サウナハットはお好みで。
超絶倍率の万博サウナに19:10-20:40の枠が当選!
1日5回、1回15人程度のため、倍率は30倍を超えることもあるとのこと。
前日には化けるLABOも当選したし、どれだけ運がよいのでしょうか。
見た感じ男女で来たのは1組だけで、他は男性のみ女性のみで応募したものと思われます。
19:10にQRコードでチケットチェック後、簡単な説明と誓約書サイン。ペンは貸してくれます。
ハンドタオルとバスタオルの入ったメッシュバックとイオンウォーターを受け取ります。
更衣室で水着に着替え。シャワーとカギのかかるロッカーがあります。
日焼け止めや化粧は更衣室で落とすよう言われます。
更衣室を出たところでガイドさんから説明。「サウナ初めての人?」という質問では一人手を挙げていらっしゃいました。
次に高温が苦手な人と聞かれ思わず「はい」と手を挙げました・・・。
のれんをくぐり、いよいよ撮影禁止エリアへ。
ここからは11のリチュアルを行います。ガイドに従っていればよいので楽です。
まず1つめのリチュアルはシャワー。石鹸などはなくシャワーのみ。
水着を着ているので洗えてるか微妙な気もします。
次のリチュアルは早速サウナルームに入ります。樹脂の膜でできたサウナで高さ8mほど。日中は太陽の光が差し込むそうですが、この時間はライトアップされていました。
内部の上の方は襞のようになっていました。中央のロウリュウストーブを囲むように上下二段になっています。
木は一切使われていません。
入った時はまだそこまで暖かくなかったです。
ガイドに目を閉じてと言われ、香りを楽しむ時間。トップノートとその後で香りが変わり、柑橘やムスクのようなさまざまな香りがしました。ここからサウナ内部では自動音声が日本語英語で流れます。「香りを通じて記憶の旅に出る」・・・そうです。
そしてリチュアル3つめ、1回目のサウナ。
熱いのが苦手と言ったこともあり、下の段にいたので熱すぎることもなく快適に過ごせました。
途中、目を閉じて音を感じる場面があるのですが、実はガイドさんが昭和の音効の波音セットみたいなものを手動で動かしていました。鶴の恩返し的な見ちゃいけないやつでした・・・。
4つめのリチュアルは、シャワー浴びてからの水風呂。冷たい!
頭までつかると中で音がします。イルカの鳴き声でしょうか。
ここもサウナ同様膜のテントになっています。
5つめのリチュアルは内気浴と外気浴。それぞれ半分の席しかないので流れで選び、2回やるので交代制でした。
先に内気浴の膜のテントへ。エアウィーヴの中身みたいな空気の幕がある細い樹脂をからませてできたベッドに横になります。
内気浴といっても、膜は隙間があり、天井も開いているので、あまり外気浴との差は感じません。
夜の海風が吹き抜けて非常に気持ちよかったです。
終わったらイオンウォーター900ml(大塚製薬)を飲むよう促されます。これが6個目のリチュアルかな?
ちょうどマジックアワーで神戸の夜景と山影が遠くに見て、遠くの花火大会や明石海峡大橋も見えました。
景色に癒されたところで2回目のサウナです。
7つめのリチュアル。下の段のスペースは十分あっていざとなれば下の段に移ればよいようなので、今回は上の段に座ってみることにしました。
サウナの温度は1回目より高いようですが、70度程度とのことで問題なく楽しめました。
今回は自然を感じる系の演出。最初は穏やかでしたが、途中から雷雨のようなライティングと音に変わりました。
ここで、ガイドさんがロウリュウストーブに水をかけ、手動ロウリュと、直接ぬるま湯をかけてくるサービス。
ロウリュはなかなか熱めですが、耐えられたということはそんなに高温ではないのかも。
まさに雷雨という感じ。
8つ目のリチュアルは、1回目同様シャワーからの水風呂。
続いて外気浴・内気浴。今度は外気浴です。
水風呂と内気浴テントの間のスペースにインフィニティチェアが並んでいて、適当に選んで横になります。
このとき花を渡され香りを嗅ぐのが9つ目のリチュアル。
造花に香水がふってあるんだと思いますが、、あまり香らず。
そのまま続けて10個目のリチュアルへ。手動で木製楽器の音を鳴らしてくれます。
これにより元の気に戻るとのこと。
ガイドさんによると、このとき実は南アルプスの山のリアルタイムの音が流れていたらしい!全然わからなかった・・・。
これでおわり。
11個目のリチュアルはよくわかりませんでしたが、自分とつながり、人とつながり、地球とつながる「RECONNECT」だそうです。
残りの25分間で着替えまで終わらせる必要がありますが、自由時間。
もう一回サウナに入る人もいました。
着替えてショップに戻ると、ポカリスエットとオロナミンC(大塚製薬)が無料でいただけます。
イオンウォーターもあったのにオロポまでついてくるなんて!
水分を欲しているのかぐいぐい飲めちゃいました。
ショップではサウナハットを買おうとしましたが売り切れ。
ロゴなしなら黒の同じものがTTNEのネット通販で買えるそうです。
特にヘビーなサウナーの方は、町のサウナを想像しているとちょっと違うと思うかもしれません。サウナをテーマにしたワークショップといったところです。
夜だったこともあり、夏とはいえ気温も下がり海風が心地よく、とてもよい時間を過ごせました。夜なのでサウナ名の太陽はありませんでしたが・・・。
まとめ
あくまで個人的な印象です。
パビリオン | おすすめ度(5段階) |
ギャラリーWEST | (企画による) |
フューチャーライフ ヴィレッジ | ★★★ |
モビリティエクスペリエンス | ★★★ |
未来の都市 | ★★★ |
ジュニアSDGsキャンプ | ★★ |
太陽のつぼみ | ★★★★★ |