リベリアの首都モンロビアからシエラレオネの首都フリータウンへは、可能であれば飛行機移動が楽だと思いますが曜日限定です。他の国の移動も飛行機は曜日限定が多く、行程作成はまるでパズルになるのですが、その結果どうしても飛行機のない日に移動せざるを得なくなり、陸路で移動することにしました。
陸路移動は時刻表はなく完全に運任せです。念のため「もしも資金」(車が見つからなかった時にチャーターするお金)は忍ばせておきました。
シエラレオネ入国にはビザが必要ですが、アライバルで取得します。
現地で読む方もいらっしゃるかもしれないので、写真は少な目に、時系列は詳し目にしました。
旅行日:2024/11/21(木) ※本文中の値段とビザ情報は訪問当時のものです。
モンロビア→国境
5:15起床。
時間がなく朝食は食べられなかったので、軽くスナックだけ口にしました。
前夜から断水していましたが、5:45に復旧しました。
6:10に一度停電しましたが、すぐに復旧しました。
ポカリを作って冷やしておいたのは正解。この日は昼食を取れなかったため、結果的にとても役立ちました。
6:20 チェックアウト。
すぐにタクシーでシエラレオネ国境に向かう車が出るDuala Motor Parkに向けて出発しました。ホテル手配のため、料金は1台15米ドル。道の状態が悪いためトゥクトゥクではなくタクシーにした判断は正解でした。


7:00少し前、Duala地区に到着しました。タクシーの運転手にシエラレオネ国境に行く車を見つけてくれとお願いしていたので、それっぽい車の前で止まってくれて下車。
客引きがいて一人1,200リベリアドルと言われましたが、乗車すると「国境まで行くのは2人だけだから2,400リベリアドル払え」と言われました。合意前に発車されないように扉をあけて片足を出して聞いていましたが、強いなまりで内容も分かりづらく、トラブルの予感がしたため下車しました。降りた後も客引きは料金について何やらしつこく言ってきます。

そのとき偶然警察官が来て、料金をガタガタ言ってくる男には気をつけるよう忠告してくれました。国境へ向かう予定だと伝えると、なんと乗り場まで案内してくれることになりました。トゥクトゥクで移動したのですが、その料金50リベリアドルは警察官が支払ってくれました。Duala地区をトゥクトゥクでちょっと走ると、ローカル強めのマーケットと混沌さがあり、事前情報どおりあまり安全ではなさそうだと感じました。


警察官の案内で安全だというシェアタクシーへ。全然乗り場が違ったようです。恐らくさっきのシェアタクシーは同じ方向だが国境まではいかないもので、こちらははじめから国境に行く予定の車なのかなと想像。料金は1,200リベリアドルでした。今度は倍額請求もなさそうです。警察官にはチップは渡せないため、感謝を伝えて別れました。車内は助手席に2人、後部座席に4人、さらにトランクにも1人というかなりの過密状態でした。

7:32に出発しましたが、すぐに給油のため数分停車しました。質の悪そうな安価な燃料を入れているようでした。
窓を開けているため排気ガスや土埃がひどく、マスクはあった方がいいです。エアコンはありませんが、走行中は窓から風が吹いてくるので問題ありません。停車すると非常に暑く感じました。
8:25ごろに検問があり、ドライバーが対応し5分ほどで出発しました。
9:10 Kle付近で検問があり、このときは下車してパスポートを提出し、係員がノートに記録していました。賄賂の要求はありませんでした。
その後途中の町で前の席の乗客が1人下車しました。
10:15 Tiene付近でも検問があり、同様にパスポート確認のみで通過しました。その後再び給油があり、このタイミングで前の席のもう1人も降り、後部座席は3人になって少し楽になりました。
道路は舗装されている区間が多いものの、穴や砂利道もありました。
検問は中核になる道路の交差点がある町で行われているような印象でした。
国境越え
10:30ごろ、Bo (Waterside) の国境に到着しました。ここでいうBo (Waterside) は国境の町であり、このあと向かう内陸の都市Boとは別の場所です。
リベリア側の出国はスムーズで、職業を聞かれてノートに記録され、スタンプを押されました。奥の部屋では検疫としてイエローカードの確認がありました。さらに橋の手前でもパスポート提出と記録があり、再度職業を聞かれました。
10:50 橋を歩いて国境越え!10分ほどでシエラレオネ側へ到着しました。


シエラレオネのビザはアライバル。80米ドル(当然現金のみ。米ドル払い)で取得です。特に質問もなく入国できました。検疫はありませんでした。
かつては、検疫で黄熱病以外の必須ではない予防接種を受けていないと言いがかりをつけて賄賂を要求することが問題になっていましたが、YouTuberがその様子をアップロードしたところ一掃されたとのこと。たまたまかもしれませんが、汚職どころか検疫自体がなくなっていて驚きでした。
シエラレオネはe-VisaもありますがT&Csに下記があり注意。
A online payment processing fee of 4.49% plus a fixed charge of $0.49 will be applied, and this will be reflected in the final amount due
The eVisa is valid for entry through all airports and/or seaports. You must carry a copy of the eVisa at the time of your first arrival to the Republic of Sierra Leone.
You must apply for your visa well in advance of your arrival, as it can, in some instances take several weeks, and occasionally longer.
陸路(厳密には川を渡って入国のため’sea’portではないと判断)のため今回はアライバルにしました。
手続の後一本道をしばらく歩いた先に町があり、路上で両替を行いました。余った590リベリア・ドルは65レオン(シエラレオネの通貨)、60米ドルは1,380レオンになりました。20レオン札(約150円)が額面最高なので、ちょっと両替するとこのように札束になります。


Jendema→Bo
フリータウン行きのタクシーを探しましたが、距離や検問状況が不明という理由で敬遠され、貸し切りで250米ドルと言われました。60米ドルまでと伝えましたが交渉成立せず。横着せず一般的な国境越えルートに従い、いったん内陸の都市Boへ向かうことにしました。このBoは先ほどのBo (Waterside) とは異なる、シエラレオネ南部の内陸都市です。
Bo行きのシェアタクシーは125レオンで合意(言い値150レオン)。一回り小型の車で後部座席3人、助手席1人で11:53に出発。発車時にガヤたちがお金をせびってきましたが、他の乗客が5レオン支払って対応してくれました。
車内にはアラー(イスラム教の神)とアメリカ国旗のシールが貼ってありました。またクーラーなしで、自然の風を取り込むスタイルでした。


出発して10分ほどで早速検問。ドライバーが降りて対応し、乗客は車内からパスポートを見せるだけでした。地元の人は10レオン支払っていましたが、自分には賄賂要求はありませんでした。
12:45にZimmiで2回目の検問がありました。ここは全員下車してパスポート情報を記録する本格的なスタイル。
その30分後、13:15の検問は挨拶のみで通過しました。
途中のPotoruでは数分停車しましたが、全体的に客を探しながら進むため移動はゆっくりでした。
14:14の検問も挨拶のみで通過しました。
14:24にKoribondoで後部座席が4人に。
14:49にパスポートチェックの検問がありました。
15:00にBoの市内中心部に到着しました。
道路状態は非常によく整備されていました。
ちなみに、アフリカの検問ではドライバーや地元の人だけが賄賂を要求されるケースが多くこの日もそうだったのですが、これは外国人の場合はあらかじめ運賃に上乗せされており、ドライバーがそれを肩代わりして支払っているような状態なので直接請求されないようです。
Bo→Hastings→フリータウン
フリータウン行きのバス乗り場は少し離れた場所にあります。ドライバーが50レオンで送ると言うので、面倒なので依頼することにしました。ちなみに下車した場所はこちらです。
ところが、15:10に出発してわずか1分後に停止。なんと大統領の車列通過というとんでもないタイミングに直撃してしまいました。
長くかかるかと覚悟したのですが、運よく(?)9分で動き出しました。


ですが、今度はまさかのパンク!
結局、ドライバーが手配してくれたバイクに乗り換え(代金はドライバーが負担)、なんとか移動できました。
初めからバイクにすればよかったです。
パンクからわずか3分で乗り場到着。フリータウン行きの車は2台止まっていました。バイクの運転手の助言で「良くない」という車を避け、もう一方に乗ることにしました。料金は120レオンでした。


乗り場の場所は記録を漏らしてしまったのですが、パンク場所からの経過時間から察するに、概ねここのようです。
15:55に出発しました。助手席に2人、後部は4人掛けに詰めて座り、合計14人ほど乗っていました。長時間の乗車で腰が痛くなりました。途中の検問はすべてドライバーが対応。道路は終始良好でした。トイレ休憩なしでどんどん進んでいきます。
19:50、Hastingsというフリータウンの15km手前の町で下りろといいます。ホテルはフリータウンの西端にあるのですが、終点まで行ってからトゥクトゥク移動ではなく、ここからトゥクトゥクに乗れということのようです。車内で隣の女性に飲み物をおごって親しくなっていたので、チップを渡してトゥクトゥク乗り場まで案内してもらいました。すでに暗いうえ人が多すぎてカオスだったため非常に助かりました。
交差点を少し曲がった場所でトゥクトゥクを見つけてもらいました。ホテルまでの25kmをトゥクトゥクで移動するのはそれなりに大変そう。1台200レオンでした(女性は150レオンと言っていましたが違いました)。我々に勝手についてきて案内してきた子どもに10レオンのチップを渡していましたが、その分が上乗せされているのかもしれません。しかも少しあげすぎな気がしたのですが、同時にアフリカ旅行を何度もしていてアフリカ的金銭感覚が身についてきているのも実感します。
トゥクトゥクを乗った場所はこちらです。
トゥクトゥクで走ること1時間!
20:50にMamba Point Hotelへ無事到着しました。
ホテルはフリータウン観光の記事でレビューしようと思います。


この日は非常に暑く、冷えた水を1リットル持っていましたがすぐにぬるくなりました。それでも途中で安全に水を買える場所やタイミングがなかったため、持参していて正解でした。ポカリも作っておいたことで糖分と塩分を補給でき助かりました。魔法瓶ならよりよかったでしょう。
ホテルで夕食。高級ホテルだけあり値が張りますが、もはや打ち上げに近い気分だったので問題なし。
ハワイアンピザ(360レオン)を食べましたが、味は普通でした。
暑さのためコーラ(1つ60レオン)をがぶ飲み。朝のスナック以降ほとんど食べていなかったため、砂糖が沁みました。
夜でも結構暑かったです。


【まとめ】
7:32 モンロビア(Duala Motor Park)→10:30 Bo (Waterside) 1,200リベリアドル(1,032円)
↓徒歩で国境越え
11:53 Jendema → 15:00 Bo 125レオン(975円)
↓乗り場移動
15:55 Bo → 19:50 Hastings 120レオン(936円)(フリータウンまでと同額)
19:52 Hastings → 20:50 Mamba Point Hotel トゥクトゥク(貸切) 200レオン(1,560円)
(1LRD=0.86JPY、1SLE=7.8JPYで換算)

