キュラソー旅行 世界遺産ウィレムスタットのかわいい町を散歩

南米
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旅行日:2024/9/23 ※本文中の値段は訪問当時のものです。

キュラソー
ベネズエラ沖にある島。かつてはオランダ領アンティルの一部だったが、現在はオランダ王国の4つある構成国の一つ。
1499年にヨーロッパ人により「発見」。オランダがやってきて1635年にアムステルダム砦を建設、その後オランダ西インド会社の管理下となる。17世紀ユダヤ人が住み西半球最古のシナゴーグを建設。1854年奴隷制は廃止されたが経済は悪化してしまった。
キュラソー酒の産地、タックス・ヘイヴンとして有名。ベネズエラ産の原油を精製している関係で、輸入相手国はベネズエラが50%超となっている(2009年)。
主都ウィレムスタットのオランダ・コロニアルの町並みは世界遺産に登録されている。

通貨は訪問時アンティル・ギルダー(ANG)ですが2025年3月に廃止され、カリビアン・ギルダー(XCD)が導入される予定。

キュラソー入国審査前に、ネットでEDカードを登録しておく必要があります。

キュラソー空港から主都ウィレムスタットへ

空港到着。入国審査ではやや質問があるものの、淡々と答えればOK。

空港にATMがありました。通常の観光はUSDがあれば十分ですが、収集もかねてANG(アンティル・ギルダー)でキャッシングしました。ただ、高額紙幣しかなく、空港内の売店やレンタカー業者に聞いても崩せるだけの金額を持っている人はいませんでした。空港は基本USDなのかもしれません。
結局売店で飲み物を買ったお釣りでギリギリ小額ANGを入手できました。近年の東京の真夏並みにあまりにも蒸し暑かったので、むしろちょうどよかったかもしれません。ANG3.75(USD2.10、約330円)で、日本円にするとかなり高額です。

バスで主都ウィレムスタットに向かいます。空港からはクイーン・エマ橋をはさんで西のオトロバンダと東のプンダ行きがあります。そんなに離れていないので、もし出発時間がしばらく空いてしまうようならもう片方に乗っても良いと思います。
今回は宿がオトロバンダ側でしたが、ちょうどオトロバンダ行きのバスがありました。このバスは空港を出たあとの道をいったん西側に道なりに進んでからラウンドアバウトでUターンして再度空港に戻ってきます。このとき空港への停車はありません。

18:03(時刻表17:53)キュラソー空港 → 18:33 オトロバンダ・バスターミナル ANG2(現金のみ)

主都ウィレムスタットの町歩き

朝10:20、散策スタート。ホテル周辺に写真映えするスポットがありました。特に階段はかわいい!

Basilica of St. Anne

1734年から1752年の間に建てられた聖アンナ大聖堂。世界遺産に登録されています。

この近くにも写真映えスポットがあります。

クラ・ウランダ博物館

大きく3つのテーマに分かれており、中東の収集品、奴隷貿易関係の展示、アフリカの民芸品の展示がありました。入場料USD12、クレカ払可。展示室の多くはクーラーがあって助かります。

中庭を通って別棟の展示室へ。奴隷貿易関係の展示がありました。

最後にアフリカの民芸品コーナー。

博物館周辺もフォトジェニックです。

クィーン・エマ橋

クィーン・エマ橋はBriónpleinという広場の前にあります。

クィーン・エマ橋はオトロバンダとプンダの間、シント・アナ湾にかかる橋。船を通すため可動橋になっています。世界遺産に登録されています。

橋を渡ってプンダ地区へ到着です。こちら側もおしゃれな風景が広がっています。
ハートの鍵かけスポットの前では、プロポーズしているところに遭遇。しかもこの日二組!

夜はライトアップされます。周辺はバーなどがあり観光客だらけ。ヨーロッパのようにナイトライフが楽しめそう。

アムステルダム砦

17世紀にオランダにより建設された砦で、教会、大統領府などに使われました。これも世界遺産登録。
現在は政府庁舎になっており内部の立ち入りはできませんが、建物の外観を見学することはできました。教会は有料ながら見学可能ですが、訪問時は残念ながらクローズでした。

駐車場を抜けた先にある広場には「CURACAO」や「DUSHI」サインがあって撮影スポットになっています。

このエリアは砦の形が残っていますが、内部は主にレストランなどになっており一般には公開されておらず、城壁ウォークなどはできません。

シナゴーグ

厳重な雰囲気の外壁。ベルを鳴らして入ると、まず警備員にホテルの場所を聞かれ、パスポートの写真ページを撮影。次にチケット売場に行き、チケットを購入。USD10、VISAまたはmastercardのみ(現金不可)。12:30開館、15:30最終入場、16:30閉館とのこと。

まずはシナゴーグの見学。1732年に建てられた西半球最古のものです。ファサードはオランダ風。中の床は砂になっていました。

続いて併設されている小さな博物館へ。内部はクーラーはきいていましたが、撮影は禁止でした。

見学後、アンティル・ギルダーのコインが集まらないという話を博物館の受付の方としていたら、銀行で勤めている知り合いがいるからちょっと電話してみる!とのありがたい申し出。ちょうど平日のお昼時だったこともあり、相手の方も出てくださって、この後セントラルバンクに行けることになりました。係の方も銀行の方も親切すぎ・・・!
たくさんお礼を言って博物館を後にしました。

ランチ@La Bohème

シナゴーグのすぐ近くにあるレストランLa Bohèmeでひとまずランチに。

ファラフェルサンドイッチ(USD13.30)。サンドされてなくて下にバゲットが敷いてある仕様でした。
スムージー(USD6)は、マンゴーメインな感じでトロピカルな味でおいしかったです。
USD21.09(クレカ払い)+チップ少々(現金)

フローティング・マーケット

ガイドブックによると、コロンビアやベネズエラから届く魚やフルーツ、野菜が並べられているようでしたが、見た感じではただの土産物屋と野菜売り場でした。。

フローティング・マーケットの近くには美しい壁画アートがあり、めぐってみるのも楽しいです。

フローティング・マーケットの裏へ行き、運河沿いを歩いていきます。かわいい風景が続きます。

セントラル・バンク

シナゴーグでの一件によりやってきたセントラル・バンク。通常の観光では来ることはまずないでしょう。

警備員に連絡がいっているのかなんなのか、パスポート(コピーとられた)と電話番号、ホテル名を伝えて、簡単に中へ入れました。

コインセットの売り場は入って左のカウンターで、係員にあるだけの在庫を持ってきてもらって図柄を吟味。発行年によって価格が違うらしく、2007年版はUSD23(ANG42)、2010年版はUSD31(ANG55)と結構差がありました。
今回は2007年版を購入(現金のみ)。キュラソーの名所の写真がたくさん載っていて見ていて楽しいデザインでした。

ちなみに2025年3月にアンティル・ギルダー(ANG)は廃止され、カリビアン・ギルダー(XCD)が導入される予定です。

プンダ・バスターミナル

プンダのバスターミナルは使いませんでしたが、観光エリアにありこちらも便利そう。
キュラソーでは結構スリナム料理屋さんを見ました。スリナムはかつてオランダ領で、オランダつながりなのかも。

主都ウィレムスタットからキュラソー空港へ

クイーン・エマ橋を渡ってオトロバンダに入り、ホテルに戻って5時間30分のウィレムスタット観光終了です。空港へはバスで向かいました。

チェックインは帰りのチケットチェックのみ。出国審査は誰も並んでいなくて秒で通過、出国スタンプなし。
靴脱いで液体物を外に出すセキュリティチェックもすぐに終了。スムーズすぎ!
ちなみに制限エリアでは水はANG5(約430円)でした。

キュラソー観光、おしまい!

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