※徐々に加筆・修正します。
旅行日:2025/4~2025/10
国・自治体や国内企業によるパビリオン。
企業ブースタイプのものは常設でないものもあるので、訪問日の一期一会。
地域の文化の他、最新の研究中の技術を体験したり見られるのは万博感があります。
一部予約なし入場可のところもありますが、多くは予約必須。
2ヶ月前予約、7日前予約、空き枠抽選でもとれなかったら当日登録にかけるしかありません。
ここでは東ゲート側にある国内・民間パビリオンをレビューします。
日本館

【一言でまとめると】実は装置。日本の文化の紹介もなくはないですが、技術の展示が主。
唐突に火星の石の展示もあり。
【入場方法】事前予約・当日登録、自由観覧(9:25~定員まで、19:00~)
【入場】予約時間枠にQRコード読込、自由観覧時間は列があれば並んで入場
【実際の待ち時間】読込後即入場
【実際の所要時間】70分
藻類の力で万博会場で出たごみをエネルギーに変換。
3つのエリアをみることで、ゴミ、藻類、モノに再生という循環がわかります。
パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!
日本館は円形の建物です。建物に沿って外周路を歩いていき、少し待機して中に入りました。
フロアマップによると3つのエリアに分かれているそうです。


プラント・エリア
まずはプラント・エリア。入ると無駄にショートムービーがあり、「循環」をめぐる旅へ出発とのこと。
暗い通路を進むと砂時計オブジェがあり、その先ではごみがベルトコンベヤーで運ばれている展示と、ごみを発酵させてできたメタンから微生物が発電するという説明がありました。


さらに通路を進むとライトのエリア。幻想的な音楽とライトショーで、微生物の活発な動きを光で表現しているとか。係員がいて「館内ライトをつけての撮影ご遠慮いただいておりまぁーす」と日本語でおっしゃっていました。外国人が来ることは想定されていない万博を実感。
次のエリアは「日本館、ただいまお食事中」ということで、生分解性プラスチック、麹菌の展示がありました。


生ごみを分解した後の水は、下の写真の装置ともう一つの装置で微生物の働きにより飲めるほどの浄水になり、実際に中庭の水に流れていきます。


どういうわけか唐突に月の石の展示が登場。
実際に石に触れますが、すり減っているのか石という感触ではありませんでした。これはドバイ万博のアメリカ館と同様で、仕方がないのかもしれません。
大きな火星の石もあり、こちらは写真が撮れるのみで触れません。その後観覧証明書なるものをいただきました。




ファーム・エリア
続いてファーム・エリアへ。また砂時計があり、水から植物が育つ様子の表現だとか。
その奥の映像は微生物からさまざまなものが生まれるということを表現しているものと思います。


次のエリアでは緑色のボンベがたくさん並んでいます。ごみを分解したときに発生した二酸化炭素を詰めたものと思われます。二酸化炭素により造られた生分解性プラスチックの器が、今度は空気中に置いてありました。


次は藻に扮したハローキティが並んでいます。ワカメ、ケイソウ、アオノリ、モズク、ヒジキ、マリモ・・・などをイメージしており、すべて異なるデザインになっています。
藻キティのサイネージもありました。


次の円形テーブルがあるエリアでは、テーブルにて藻に関するミニ情報が掲載されています。「同じ量の水で藻類が生み出すたんぱく質の量は牛肉の50倍」とかマニアック。
さらに進むと「いのちみなぎる藻のカーテン」ということでアート作品になっています。


ファクトリー・エリア
エリア入口恒例の砂時計がありました。
樹脂に藻類を混合した素材を使って、3Dプリンターでスツールを作っています。留め具などはなく、壊れたら粉砕して再利用可能なんだとか。
この部屋の奥や館内には実際に製作されたスツールがあり、席が空いていたら座ることもできます。



「やわらかなギャラリー」は、日本のものづくりは「あえて丈夫につくらず、無駄な力をしなやかに受け止める。古くなったらバラバラになって、あたらしいものに生まれ変わる」という考え方で研ぎ澄まされてきたので世界中に知ってもらいたい、とのこと。
流れ橋、和釘、小型月着陸機、風呂敷、焼杉など、さまざまな展示がありました。ここはキティちゃんを除いて唯一日本的な展示かもしれません。




大きな円盤は藻類の化石である珪藻土。これに水を噴射すると色が濃くなりますが、やがて消えていきます。円盤はぐるぐる回っており、消えたところからまた水が噴射され・・・ということで「循環」を表しているんだとか。
水が噴射されるタイミングで小鼓のような音が鳴ります。

会場外
館内展示はこれでおしまいですが、館外にバイオガスプラントが設置されていました。バイオガスで電気を動かし、プラントを動かすエネルギーとして活かしているそうです。
また、関空とリアルタイムでつながっている機械があり、会話やハイタッチができます。日本館は予約観覧エリア内ですが、NTTパビリオンの裏にあるものは自由エリアなので、日本館に入れなかったらNTTの裏に回りましょう。


日本館だからと日本の地理歴史や文化の展示を期待した方は面食らうことでしょう。。
非常に大きくて展示エリアもたくさんあり、満足度は高い方だと思います。
ドバイ万博のときは若干意味不明感がありましたが、そんなことはありません。
エリア全体を通して係員が何やら説明するのですが、逆に言うと基本的にその説明がないと理解できない展示が多いのは残念です。うるさい子連れがいて説明が聞こえないこともありました。
係員の注意も多くて、日本らしい情緒を実感できます。
ちなみに19時以降の予約なし観覧の時間は大屋根リングの下にかなり長い行列ができていました。

大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn(自由観覧エリア)
【入場方法】各セクションごとに事前予約・当日登録、一部自由観覧
【入場】予約時間枠にQRコード読込、自由観覧エリアは列があれば並んで入場
【実際の待ち時間】入場列開放後即入場(15:45)
【実際の所要時間】自由観覧エリア20分
(自由観覧エリア)
【一言でまとめると】iPS心筋シートと人間洗濯機と企業ブース
(リボーン、人生ゲーム、モンスターハンター)
未体験
人体に関する視点での医療、生活、食事などをテーマに、各企業の研究や商品が置かれた企業ブース。
リボーン体験、人生ゲーム、モンスターハンターは要予約。
人間洗濯機実演は時間制なので見学したい場合は要注意(日によって変更もあるとか)。
いのちの湧水(いずみ)
建物前にあるアクアポニックス。魚から排泄→微生物による分解→植物が栄養素として吸収→浄化された水・・・と水耕栽培と陸上養殖を組み合わせた循環型生産システムで、90%の節水と高効率の食料生産が可能とのこと。

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!



アトリウム
アトリウムエリアはまずタッチパネルがあったのですがうまく反応せず。
濡れないミスト発生機がありました。



メインはiPS心筋シート。3ヶ所おいてありますが全部同じ。
薄い膜がピクピク動き、強いときは泳いでいるかのようでした。
パネルによるとiPS細胞からあらゆる臓器を作る時代になってきているとのこと。
体験もあり、iPadがあれば現地以外でも「iPSマスター」(iPS細胞発見ゲーム)ができるようです。



iPSエリアを抜けるとミライ人間洗濯機が設置してあります。
このときはタイミングが合わず実演されていませんでした。

リボーンチャレンジ
ミライ人間洗濯機の向かいにある「リボーンチャレンジ」エリアがあり、中小企業・スタートアップの展示が期間ごとに代わる代わる展示されています。

ミライの食と文化
調理実演と物販による食と文化の発信場所。
AIR WATER NEO MIX STANDでは北海道の旬な美味しさがつまった大阪スタイルのミックスドリンクを先端ロボット君がお届け。Osaka MetroによるMetro KITCHENではランチボックスやスムージーが提供されます。
奥にはアカカベがあり、ミャクミャク目薬のほか薬品やペットボトル飲料などを調達できます。
たまたま通りかかった時は予約なし入場制限中だったのですが、列整理のスタッフと「あと10分くらいで空きそう」と話している方がいたのを横で聞いていたので、10分くらい待ったら本当に入れました。
人間洗濯機実演は抽選に落ちてしまい、実演時間も合いませんでしたが、実機が見られてよかったです。
自由観覧エリアだけだとiPS心筋シートが唯一の見どころという印象。小さいながらピクピク動くのは見る価値ありでしょう。
外にある「いのちの湧水(いずみ)」はただのオブジェのようで見逃してしまいそうですが、何気にいい展示だと思います。
関西パビリオン
【入場方法】事前予約・当日登録
【入場】予約時間枠にQRコード読込
【実際の待ち時間】読込後即入場
【実際の所要時間】90分で次の予約のため兵庫・福井は時間切れ。120分想定がよさそう。

【一言でまとめると】各府県ブースの集合体。
前知事が反万博派のため奈良県の常設展示はありません。
関西(奈良を除く)と周辺県の魅力を伝えるパビリオン。
いわゆる日本っぽい展示が見たい場合は日本館でなくこちらの方がよいと思います。
入ると円形の空間に面して各府県のブースが並んでいます。
それぞれ内容に応じて自由観覧だったり入場規制がかかります。


京都府
パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!
床と壁は京瓦で統一され、シックな雰囲気。
訪問時の展示物は葵祭の檜扇、時代祭の鞍、和知太鼓、酒呑童子と結構マニアック。
京都市だけではない京都の魅力がわかりました。





滋賀県
パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!
入口の丸い枠は信楽焼でできていて、触ってOK。
メインは滋賀県というか日本の美しい風景を延々流すムービーと、それと共に450個の球体が動くKLV(キネティック・ライト・ビジョン)を使った世界初の空間演出。
人数制限があるうえムービーの時間が20分ほどとかなり長いので、結構並ぶことになります。近江八幡の篠田の花火など美しい映像ですが、ただみんなで地域の映像みるだけとも言えます。
時間がなければカットしてもよいと思います。


三重県
パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!
エントランスはとてもきれいでとても短い「時のトンネル」。
三重県に関する展示は引き出しを出して読むタイプでした。


和歌山県
パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!
「和歌山百景-霊性の大地ー」がテーマ。
空間が広くて殺風景のように見えますが、タワートーテムは紀州塗り、カウンターの天板と椅子は紀州材など、よく見ると和歌山らしさが出ています。
有料(6,000円)で和菓子と特製カクテルの飲食体験もありますが「飲食付き入場枠」での予約が必要です。




鳥取県
パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!
まず人数制限があるので並びます。待っている間、ブースには鳥取県出身の漫画家のパネルなどがあるので熟読しましょう。
万博おばあちゃんこと愛知県瀬戸市の山田外美代(とみよ)さん(76)のサインもありました。鳥取県いいところなのでお元気なうちにぜひ行っていただきたいです。




部屋に入ると、鳥取砂丘から持ってきたという砂の上を歩いて、砂の中に隠れている名物をデバイスを通じて発見する体験です。簡単なゲームですが意外とおもしろい!
デバイスで5つ集めた後は、短いプロジェクション・マッピングがありました。
なかなか気合入ったブースでした。


徳島県
パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!
阿波踊りは絶対外せないようで、ブースの奥で一人で踊る係員さんがいました。
見ていると一緒に踊りたくなる!?




ぴあには目安60分とありましたが、ブースによって並ぶところがあるので120分は想定していた方がよいようです。
時間がない場合は優先すべきは鳥取県。滋賀県、和歌山県は省略してよいでしょう。
ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier
後日更新
電力館 可能性のタマゴたち

【一言でまとめると】ゲーセン
【入場方法】事前予約・当日登録
【入場】予約時間枠の10分前に集合。QRコード読込。
【実際の待ち時間】読込後即入場
【実際の所要時間】35分
予約の時間表記は体験時間です。集合時間はその10分前なので注意!
今回は11:45-12:30の枠だったのですが、11:35に集合、11:40入館、12:15体験終了でした。
電気事業連合会によるパビリオン。
ゲームで遊びながらエネルギーの可能性について学べます。
パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!
プレショー
まず通路でタマゴ型デバイスを受け取り、部屋へ入ってプレショーの鑑賞。
二酸化炭素を増やさずエネルギーを作る「カーボンニュートラル」に関する内容です。



メインショー「可能性エリア」
タマゴ型デバイスに「エネルギーの可能性」をどんどん集めよう!ということで制限時間15分の間にいろいろなゲームに参加します。公式ガイドブックではショーと書かれていますが、体験型です。
たくさん種類がありますが、どれも若干並ぶのですべての体験はできないと思います。おもしろそうなものを優先的にやるのが吉。15分経つとタマゴ型デバイスの光り方が変わるのか、係員に次の部屋へ誘導されます。




ゲームエリアの映像などとともに、エネルギーの可能性がたくさんあるし、まだ見つかっていない可能性があるかも、という内容のショートムービーが流れます。
巨大スクリーンの一部が扉になっていて、次の部屋へ。
メインショー「輝きエリア」
扉が開くとキラキラしてる!入ってすぐ光と音のショーが始まるので、各自部屋の好きな位置に佇みながら鑑賞します。
タマゴ型デバイスが連動し、心臓や呼吸の音が鳴ったりして、未来の命の輝きを感じる内容になっています。

ポストショー
部屋を出たところでタマゴ型デバイスを読み取ると今回集めた「エネルギーの可能性」の個数が表示されます。
最後にエネルギーの可能性に関するパネル説明がありました。


ゲームは大人でも結構楽しいので人気が出る理由がわかります。あっという間の15分でした。
光と音のショーも素晴らしかったです。
ナレーションにはやや難しい単語があるので中学生以上くらいが対象といった印象。
光るタマゴは若干ノモの国やオランダとかぶりますが、こちらの方が意味があるような気もします。。
住友館
後日更新
パナソニックグループ パビリオン「ノモの国」

【一言でまとめると】「視点を変えてみることは大切」という話。
【入場方法】事前予約・当日登録
【入場】予約時間枠に集合。QRコード読込。
9:45-10:00枠で、9:52イントロムービー、9:57入館でした。第一陣・第二陣と分かれているのかも?
【実際の待ち時間】読込後即入場
【実際の所要時間】観覧エリア45分(9:52→10:36)、2階に行ってきて全部で55分程度
体験エリアのあと、展示エリアがあります。
体験エリアはストーリー仕立てになっていますが、公式サイトなどでムービーを見ておいた方がわかりやすいです。
なんとテーマ曲があり、作詞森雪之丞、作曲服部隆之という平成の大物による「夢は翼」を歌うのは大原櫻子氏です。
パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!
エントランス前
QRコードを読み込み待機エリアへ行くとスタンプがありました。出たところにもあったので、暇なら先に押せばいいような感じです。
まずエントランス前の小さな画面でイントロダクションムービーを鑑賞。
このパビリオンはオリジナルアニメーションの追体験のような感じになっています。歌うのが好きだったソラちゃんという女の子が、日本社会の閉鎖性からか知らんが歌うのをやめて殻にこもるようになったが、カガミイケに転落すると「ノモの国」をめぐることになり、胸のうちに閉じ込めていた想いと向き合うという話で、Youtubeでフルが見られます。ここでは見てない人のためにショート版を流してくれているような感じです。
その後、クーラーのきいた館内へ入ります。


カガミイケ
ライトショー。床振動もあります。
水滴や魚っぽい映像や水の中のような音がする演出なのでこれは池に転落したところと思われます。
ショーが終わると「ここはノモの国」ということで、「ノモの国」に到着したようです。
床振動マニアの方にはNTTパビリオンをお勧めします。

ノモの森
次の部屋に入ると一人一つずつ「結晶」を取ります。
部屋の中にあるクリスタルのような形をしたものについているセンサーに「結晶」をかざすといろいろな色に光ってとてもきれいです。
このエリアだけで7分かかり、「結晶」をかざすだけにしては結構長く感じました。


古木の谷
次のエリアでは古木を模したブースに「結晶」を置くと、「実はここまで、きみのことを見ていたんだ」というメッセージの後、自分のココロの姿は実は○○じゃない?などと続きます。
これは、「ノモの森」での行動解析データからメッセージを出しているようです。
最後は自分の可能性が蝶になって「結晶」に宿ります。
その結晶を持って次の部屋に向かいますが、部屋の前で蝶が羽ばたいていくような簡単なショー「ミストの滝」がありました。


フィナーレ
体験エリア最後です。円形の部屋に入ると、係員からインストラクションがあります。
「結晶」を機械において「葉っぱ」と称するうちわを仰ぐとさまざまな音が鳴ります。「葉っぱ」で仰ぐのは、風を送って蝶をより大きく羽ばたかせるという目的。みんなで仰ぐのでいろんな音がBGMとともに聞こえてきます。
結構たっぷり仰いだら、蝶が壁面を飛ぶ映像と共に満を持して「夢は翼」が流れます。
ワンコーラス終わると可能性が蝶になって羽ばたいていったということでめでたしめでたし。
曲はワンハーフっぽいのですが、ワンコーラスで切った方が終わった感が出てわかりやすかったかも。


部屋を出たところで「結晶」を壁の穴に入れる(回収される)とカードがいただけます。


大地エリア
これまでの世界観とはまったく違い、家電だけでないパナソニックグループが研究している技術の展示エリアです。
シアノバクテリアから野菜の生長を促すという「ノビテク」では、実際に野菜が植えられていました。
テーブルでは、穴に先ほどのカードを入れると光ったりします。
ペルブスカイト太陽電池の展示もありました。西ゲートの屋根にフィルム型のが使われているので目に入ったことはあるかもという方もいらっしゃるでしょう。
他に、生分解性セルロースファイバー、発行微生物のバイオライト、五感で感じる自然の心地よさの空間バイオセンサリードームなどがありました。






2階(自由入場)
2階へあがる階段があり、ちょっとしたテラスになっています。
どん詰まりではノモの国のキャラクターのパネルがあり記念写真が撮れるようです。
パネルの近くからは東ゲートが、階段側からはeMover東ゲート南停留所が見えます。




アニメや歌があるのでシアターなのかと思っていたら、体験型パビリオンでした。
別にアニメや歌を予習しなくても楽しめますが、知っていれば世界観についていけると思います。
途中のメッセージは何が出るかによりますが、中学生以上で占いとかが好きな人なら楽しいかも!?
三菱未来館

【一言でまとめると】ショートムービーの映画館
【入場方法】事前予約・当日登録
【入場】予約時間枠に集合。QRコード読込。
【実際の待ち時間】予約時間枠の後QR読込み、即入場(12:34-12:59枠→13:00入場)
【実際の所要時間】入場から25分
「いのちのはじまり」「いのちの広がり」「いのちのこれから」に関するショートムービー2本立て(撮影禁止)です。
オリジナルキャラクターのViViとNaNaが紹介してくれます。
事前情報では1回あたり100人程度、1日70回程度、全期間120~130万人を想定しているそうです。
パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!
プレショー
レクチャーと題して導入動画(およそ5分)が流れます。ここは立ってスクリーンに向かって見るスタイルです。左右の壁に同じ映像が流れているので、どちらを見ても問題ありません。
いのちの誕生とひろがり、火星と地球の類似点をまとめたムービーになっています。
見終わった後エスカレーターで2階へ移動します。
メインショー
入ると映画館さながらたくさんの椅子ときれいなLEDスクリーンがあり、冷房の効いた館内で座って鑑賞できます。
LEDスクリーンは三菱電機のもので上の方が段々にカーブしている特殊仕様です。
メインショー(およそ8分半)ではプレショーを掘り下げた内容になっています。冒頭はプレショーと同じ内容なので、プレショーは不要な気がしました。。
本編では最新の科学(アストロバイオロジー)に基づき、いのちが生まれた深海から、恐竜などの時期を経て、なんと火星まで話が飛んでいきます。火星に降り立つと竜巻などが迫ってきたりします。最後地球に帰ってくると、すべてのいのちが愛おしくなるというメッセージです。
全編アニメで子供には楽しいかもしれません。
記者会見によると声優さんが豪華らしいので、詳しい方は注目です(ViViは花江夏樹さん、Nanaは早見沙織さん、火星探査員役は沢城みゆきさん)。
ポストショー(三菱グループの展示)
三菱グループの未来に向けての取り組みについてパネル説明があります。
パネルの先にスタンプがあり、訪問時はViViとNaNaのスタンプもありました。


アストロバイオロジーを映像化したという意味では成功していると思いますが、全編CGでは現実感や説得力が足りず、正直肩透かし感が否めませんでした。
細かいことですが、ViViとNaNaは「文末だけ会話調」の説明文を息継ぎなく繰り広げており、個人的には好きではありません。
映画館に休憩しにいくような軽い気持ちで見るのがいいのかも?
NTT Pavilion
後日更新
まとめ
あくまで個人的な印象です。年齢や興味によってもだいぶ変わります。
パビリオン | 個人的おすすめ度(5段階) |
日本館 | ★★★★ |
大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn(自由観覧エリア) | ★★★ |
関西パビリオン | ★★★ |
ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier | ★★★★ |
電力館 可能性のタマゴたち | ★★★★★ |
住友館 | ★★★★★ |
パナソニックグループ パビリオン「ノモの国」 | ★★★★ |
三菱未来館 | ★★ |
NTT Pavilion | ★★★★ |
予約とるのが難しいですが、電力館、日本館(時間によって並んで入場可)は比較的当日予約が取りやすいのでおすすめです。