※徐々に加筆・修正します。
旅行日:2025/4~2025/10
楽しかった前回のドバイ万博。2025年は大阪・夢洲で開催というので行ってみることに。
事前にやることが多いので、自分用にいろいろまとめました。まさに「手続」です。
とにかく早めの計画が大事!予約に次ぐ予約が必要で、ふらっと立ち寄るだけだと楽しさお値段以下の可能性があります。予約システムも複雑怪奇なので、理解する時間も見込んだ方がよいかも(こんなまとめページが乱立しているぐらいですし)。
興味がある方は「ぴあ」や他のサイトなども参考にしてみてください。
【要点】
・見たいパビリオンが予約制の場合は、遅くとも訪問8日前までに「7日前抽選」(手順4②)まで終える。
・顔認証登録をしたくない場合は複数回パスは使えない。
・行くのは一回限りで手続きが面倒なら旅行会社のツアーもあり。
・通期パスでは連続3日、夏パスでは連続2日を超えて、来場予約・パビリオン予約は不可能。(=それ以上連続して行く人は注意)
・朝イチで入らないと当日登録は難しい!?(パビリオンによっては後の時間から枠追加あり)
参加準備
下に続く段取りをさらっと見て目眩がした方は旅行代理店でツアー参加が便利。パビリオン確約ツアー(基本的には日本館)も出ていました。
それでも自分でやるという場合は下へ読み進めてください。
恐れ多くも最初に進言しますと、思うようにはパビリオン巡りもできない、まさに過ごしやすく生きにくい日本開催の万博と言えますので、十二分にご注意を・・・。
手順1.万博ID登録
メールアドレス、パスワード(自分で設定)、本人確認(メールでのワンタイムパスワード、生体認証、アプリ認証から選ぶ。当日登録では顔認証だと速い)が必要です。これはすぐ登録できます。
ログインのたび2段階認証になります。そんなに乗っ取りの危険性が高いのかは不明です。
手順2.チケット購入
アプリで登録できるチケットには、1回限り、複数回パスがあります。3歳以下は無料で、パビリオン参加などのために「3歳以下無料券」を発行することも可。
種類 | チケット | 入場 | 18歳以上 | 12-17歳 | 4-11歳 | 備考 |
1回限り | 一日券 | いつでも入場可 | \7,500 | \4,200 | \1,800 | 日程変更は3回まで |
平日券 | 平日のみ入場可 (11時まで入場不可という制限は撤廃) | \6,000 | \3,500 | \1,500 | 日程変更は3回まで | |
夜間券 | 16時以降入場可(5/6まで17時以降だったが当面16時以降になった) | \3,700 | \2,000 | \1,000 | 日程変更は3回まで | |
複数回 | 夏パス | ’25/7/19-8/31まで入場可(11時まで入場不可という制限は撤廃) | \12,000 | \7,000 | \3,000 | 要顔認証登録。来場予約は2回まで。 →連続3日以上行く場合は注意 |
通期パス | 期間中毎日入場可(10/4以降入場不可、11時まで入場不可という制限は撤廃) | \30,000 | \17,000 | \7,000 | 要顔認証登録。来場予約は3回まで。 →連続4日以上行く場合は注意 | |
割引券 | 特別割引券 (通期パス) | 障がい者手帳保有者・同伴者1名まで | \3,700 | \2,000 | \1,000 | |
一般団体割引券(一日券) | 15名以上一般団体 | \6,300 | \3,500 | \1,500 | ||
前期学校団体割引券 | ’25/7/18まで1回入場可 | – | 高校生\2,000 中学生以下\1,000 | |||
後期学校団体割引券 | ’25/7/19以降1回入場可 | – | 高校生\2,400 中学生以下\1,000 | |||
販売終了 | 開幕券 | ’25/4/26まで1回入場可 | \4,000 | \2,200 | \1,000 | |
前期券 | ’25/7/18まで1回入場可 | \5,000 | \3,000 | \1,200 | ||
早割一日券 | 1回入場可 | \6,700 | \3,700 | \1,700 |
来場日時予約の枠に空きがある場合には、東ゲート前と西ゲート前にあるチケット引換所にて対面にてQRコード付チケット(紙)を販売(キャッシュレス決済のみ)。通常11時以降空きがでているので、一応飛び込みも可。
なぜこんなに種類を作ったのか・・・。
ただ、もともと複数回パスはなかった(2023年に追加)ので利用者目線では改善されたともいえます。
【閉館時間について】
開場時間は9:00~22:00ですが、ほぼすべてのパビリオンは21:00閉館です(20:30ごろから閉まりはじめる)。21:30には係員によりゲートから出るよう促されます。
特に夜間券の場合は、実質16:00~21:00の5時間の見学・滞在となり、当日登録も難しくなるため、噴水ショーとライトアップを楽しむのがメインになると思いますのでご留意を。(この条件で一日券の半額程度の値段なのも気になります・・・。)
【通期パス・夏パスの来場予約の上限について】
複数回パスを使う場合は、来場予約数の上限があるため、それを超えて行く場合は2日目にならないとその後の予約がとれないことになります。後述しますが、パビリオン予約は2ヶ月前、7日前、3日前(空き枠)とあるのですが、初日参加後に3日前予約ができるのは最短で5日目分になります。つまり通期パスでは連続4日目、夏パスでは連続3・4日目を開けることになります。
しかし、連続5日目の来場予約は3日前予約(パビリオン予約)開始と同じタイミングであること、回線混雑がひどく、枠数の少なさと先着順であることを考えると、実際に予約ができることは少ないでしょう。
予約の面を考えると現実的には隔週以上あけて連続3日まで参加する人向け、もしくは来場予約上限以降は当日登録だけで行く人向けと言えます。
手順3.来場予約
アプリ「EXPO 2025 Visitors」で実際に行く日時を予約します。先着順なので、特に9時台・10時台は満席で入場できない!なんてこともあります。
同行者のチケットも「まとめて予約」できるので注意です。
①日程を決める
行きたい日を決めてください。これは簡単。
通期パスは3日、夏パスは2日まで選べます。
【連続で行く場合は注意】
通期パスを例にとると、1日目、2日目、3日目と予約入れると、4日目以降は1日目終了後に予約を入れることになります。よって、4日目の入場予約・パビリオン予約はできません。現実的には、9時台・10時台の入場も困難と思われ、朝イチでパビリオンやショップに並ぶのは不可能、当日登録もできない可能性が高いです。つまり、オランダ館の自由入場、フランス館のメゾンカイザー、人気パビリオンの当日登録、人気グッズの購入・・・などすべてできない可能性も想定して最初3日間で何を見るか・するかを決めておく必要があります。
連続で行くとしたらこんな感じでしょうか。
1日目終了後日付が変わったら5日目の来場予約+3日前予約争奪戦に一応参加(0時に来場予約になりパビリオン予約は出遅れるため恐らくとれない)。
2日目の後も同様に6日目、3日目の後に4日目の入場予約(朝入場は絶望的)、4日目の後に8日目・・・とまわしていくとかでしょうか。(他の案があったら教えてほしい!)
ちなみに7日前予約したいなら、1日目終了後日付が変わったら9日目の来場予約となります。ただし当選の保証はありません。
お金に余裕があれば、パスを複数買うという手もあります(運営としてはこれ狙い?)。早くに買えば9時台10時台入場はまだ可能かもしれませんが、これまた事前抽選に当たる保証はありません。
②交通手段を決める
入場は東ゲートまたは西ゲートの2択。
地下鉄で行く場合は東ゲート。
その他(バス(要予約)、タクシー、フェリー(要予約)、自転車・自動車(駐車場要予約))は西ゲート。
西ゲート希望の場合はバスなどの予約の空き具合を先に調べておきましょう。桜島駅、新大阪駅など主要駅からのバスは「KANSAI MaaS」アプリをインストール後、路線を選択して日時を入れれば調べられます。
東ゲートは予約不要です。
東ゲートと西ゲートは徒歩での往来ができないので、間違わないように要注意。
③ゲートと時間を決める
空き状況をみながら入場するゲートと時間帯別に予約を入れます。
9時台、10時台、11時台、12時以降、17時以降から選ぶ形です。
遅れて入場は可能です(9時台入場予約したけど入場するのに並んでたら10時超えちゃった!→OKです)。
早く入場はできませんので、時間まで待つことになります。
④【西ゲートの場合】交通手段の予約
西ゲートの場合で交通手段の予約をする場合は、ここで忘れずに済ませてしまいましょう。先送りすると満席で予約できなくなってしまう可能性があります。
桜島駅、新大阪駅など主要駅からのバスは「KANSAI MaaS」アプリから予約(クレジットカード決済のみ)です。
手順4.パビリオン・体験予約
希望するパビリオンや体験がある場合、事前予約することもできます。SNSや空き枠抽選の待ち人数を見る限り、来場者のほとんどの人が予約に応募していると思われます。
事前予約対象のパビリオンのリストです(’25/4/19 公式発表)。特記ない限り2ヶ月前抽選、7日前抽選の両方で選べます。記載がないものは事前予約制ではありません。
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/preorder_PV_0419.pdf
Better Co-Being(宮田) | 日本館 3 エリア観覧 |
いのちの未来(石黒) | 日本館 バイオガスプラント見学ツアー(日程限定) |
いのちの遊び場クラゲ館(中島) | ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier |
null2(落合) | 大阪ヘルスケアパビリオン リボーン体験 |
いのち動的平衡館(福岡) | 大阪ヘルスケアパビリオン リボーン体験+人生ゲーム REBORN in 2050 |
いのち動的平衡館(福岡) 触覚体験 | 大阪ヘルスケアパビリオン モンスターハンターブリッジ |
いのちめぐる冒険(河森) 超時空シアター | 関西パビリオン |
いのちめぐる冒険(河森) ANIMA! | 関西パビリオン(飲食付(有料)/ハイチェア)※7日前抽選のみ |
EARTH MART(小山) | 未来社会ショーケース 「未来の都市」参加型シアター入場付き |
Dialogue Theater – いのちのあかし – (河瀨) | 未来社会ショーケース 「未来の都市」参加型シアター入場なし |
Dialogue Theater – いのちのあかし – (河瀨) 施設見学 | 未来社会ショーケース 空飛ぶクルマステーション ※7日前抽選のみ ※実機飛行見学ではなくパビリオンの方 |
NTT Pavilion | アメリカ館 ※7日前抽選のみ |
電力館 可能性のタマゴたち | アラブ首⾧国連邦館 ※抽選は5/25までが対象 |
住友館 | イタリア館 ※7日前抽選のみ(5/31までが対象) |
住友館 植林体験イベント | 英国館(イギリス) ※7日前抽選のみ(5/24までが対象) |
パナソニックグループパビリオン「ノモの国」 | オーストラリア館 |
三菱未来館 | オランダ館 |
よしもと waraii myraii 館 ※2ヶ月前抽選のみ | カナダ館 |
PASONA NATUREVERSE | クウェート館 ※7日前抽選のみ |
BLUE OCEAN DOME | セルビア館 |
GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION | タイ館 |
TECH WORLD | 大韓民国館(韓国) |
ガスパビリオン おばけワンダーランド XRゴーグル利用 ※7歳以上 | ハンガリー館 |
ガスパビリオン おばけワンダーランド スマートデバイス ※XRゴーグル使用できない人 ※7日前抽選のみ | ポーランド館 |
飯田グループ×大阪公立大学共同出展館 | ポーランド館 ショパンコンサート |
– | 国際赤十字・赤新月運動館 |
– | 国連パビリオン |
予約した日ごとに、パビリオン・時間別に第5希望まで申し込めます。これも家族・友人などと同行する場合は代表者がまとめて応募できます。
抽選の名称は下記のとおりですが、申込期日は前日までになるため、紛らわしいので要注意です。2ヶ月前抽選というのは抽選が2ヶ月前ということですね。役所の臭いを感じます。
抽選で申し込むパビリオンは、5つ同じでも、バラにしても問題ありません。
SNSでは、バラの方が当選しやすいとか、午前中は落ちる傾向があるとか言われていますが、真偽のほどは不明です。
①2ヶ月前抽選
3ヶ月前~2ヶ月前の前日までに抽選に申込み、2ヶ月前に当落発表。当たっても1枠のみ。
②7日前抽選
1ヶ月前~8日前までに抽選に申込み、7日前に当落発表。当たっても1枠のみ。
③空き枠先着申込(通称「3日前予約」)
3日前深夜0時~前日朝9時までに先着順で空き枠に申込。人気パビリオンは即枠がなくなるため決戦です。
これがあるため毎日23時ごろから予約サイトに繋がりにくくなっています。サイト上で順番待ち状態となり、数十分待ちということもざらです。空き枠抽選に関係ない場合は翌朝以降にアクセスした方がいいです。
空き枠抽選は2ヶ月前・7日前抽選の当選者がキャンセルした枠や応募数が少なかった枠の余りと推察されるので、枠数がそもそもあまりなくて予約が取りづらいものと思います。
なぜここだけ先着順なのか不思議。
いったん予約はここまで。最大3件とれるのですが、全落ちということも全然ありえます。
総枠が大雑把すぎるため抽選枠が何割かは不明なのですが、だいたい2割程度なのかなと思います。
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250403-04/
④当日登録
会場内の登録端末、スマホ(入場10分後から)から当日の空き枠をおさえることもできます。
予約できなくても並べば入れるならまだマシですが、予約なし入場不可のパビリオンで全落ちした場合はこの方法に頼るしかありません。会場に来たのに1時間以上スマホを見ていたというSNSも見かけました・・・。
見事1枠登録できたら、その予約パビリオンに入場後しばらくしてから次の登録ができるようになります。
null2は時間により整理券制、ガンダムは時間により枠追加、いのちの未来・いのち動的平衡館はキャンセル待ち独自サイトがあり、公式アプリとは別の対応が必要ですが入場のチャンスが増えたことになります。
SNSでは、会場端末で登録後にスマホで登録すると2個登録できるとの情報がありました。
この情報が出回っているからか、端末にも結構な列が出てきていたので実際には使いませんでした。機会があったら使ってみます。
一部を除き、基本的には入場時間に応じた枠の開放はなく、入場時間が早いほど(9時・10時ほど)登録できる可能性が高くなるシステムのようです。
ただ、登録したものを消化しないと次の登録ができないため、朝イチで入って夕方の当日登録を入れるとそれまでの間はキャンセルしない限り何も登録できなくなります。パビリオンの性質や当日の予定を考えて、計画的に登録しないといけません。
5/23午後から、スマホで登録しようとするとアクセス制限(Web上で待つ)が発生しました。5分程度で解消していましたが、これ以上人が増えると当日登録も時間がかかり難しくなる可能性が高くなります。
この日は139,000人でしたが、会期後半想定の230,000人だとシステム的に予約制パビリオンの当日登録は不可能ではないかと思います。
独自予約システム
アプリ「EXPO 2025 Visitors」ではなく、独自予約システムのあるパビリオン・体験もあります。
イタリア館(すでに予約が8月下旬までいっぱい。それ以前はキャンセルがたまに出ているので要チェック)、カーボンリサイクルファクトリー(地球の恵みステーション、RITE 未来の森(どちらも予約受付終了。キャンセル待ち))、その他体験など。
ウズベキスタン館も当初独自予約システムでしたが、個人情報漏洩とかで4月下旬にストップしました。
よくここまで煩雑なプロセスを考え付いたな・・・(呆)というのが正直な感想。
ドバイ万博では入場時間の制限はなく、朝から、しかもさほど並ばず入場できました(ただしゲートは3つでした)。また完全予約制パビリオンは少なく(予約もとれるが並べば基本的に入れる)、予約するのも公式アプリからブラウザに飛ばずに簡単に操作でき、先着順とはいえ枠も十分にあってほとんどとれないということもなく、4日間でほぼすべてのパビリオンをまわれました。
このときも日本館は枠が異常に少なく入場できない人が多数いて、ツアー形式で60分というやりすぎ老婆心護送船団方式だったため基本的に外国人になじまず、会場では日本人とわかると「日本館予約とれないんだが」などと小言を言われたこともありました(私は悪くないはず・・・)。
今回はこのような日本的特異性により、外国人向けではないシステムのように感じます。多くの国内パビリオンはドバイ万博日本館のシステムを参考にしたと思われますが、評判いいという判断だったのでしょうか。。
当日の持ち物
自力参加の場合です。
1.スマホ | |
―アプリ「EXPO 2025 Visitors」 | 電子チケット、入場予約、パビリオン・イベント予約(2ヶ月前・7日前・3日前(空き枠先着)・当日登録) ※アプリを入れない場合は①紙チケットで入場②チケット引換券で入場しゲート近くの引換所で交換し入場③旅行会社・代理店などで入手。当日登録は会場内のブースで。 ※ログインのたびに二段階認証があるので要設定。 |
―アプリ「KANSAI MaaS」 | バスで会場入りする場合必須。万博に関係ない関西圏のバスなどのチケット購入もできる。 |
―アプリ「EXPO 2025 Personal Agent」 | 施設情報、イベント情報、混雑情報、ルート案内、EXPOクエスト(デジタルスタンプラリー)、周遊プラン作成 ※これらが不要ならインストール不要 |
―アプリ「EXPO 2025 DIGITAL WALLET」 | ミャクペ!(スマホ決済)、ミャクポ!(ポイント)、ミャクーン!(NFT)、ミャクミャクリワードプログラムなど。 ※これらが不要ならインストール不要 |
―アプリ「Italy Expo 2025」 | イタリア館予約用。ただしほぼ予約は入り切っており、キャンセル待ち状態。 ※イタリア館を予約しないならインストール不要 |
―アプリ「EXPO グリーンチャレンジ」 | 環境によいアクションをすると自己申告でポイントがたまり、抽選で景品に交換できる。 ※不参加ならインストール不要 |
―その他パビリオン内で独自に使用するアプリ | 大阪ヘルスケアパビリオン公式アプリ null2「ミラードボディ」「スキャニバース」 ※これらを訪問しないならインストール不要 |
2.モバイルバッテリー | スマホ持参の場合必須。一応スマホ充電できる場所もある(SNSによると電力弱いとのこと)。 |
3.手元かばん | ハードケース、スーツケース、キャリーケース、カート類は持込不可で、駅・空港・ホテル等で預ける(空港から直行する場合注意!)。リュック程度は持込OK。 現地でお土産を買ったりもらったりすることも考慮すると小さすぎるのも問題。 |
4.マイボトル | 無料給水スポット多数あり。市内価格の自販機やコンビニ・ドラッグストアもあるので、必須ではない。 |
5.非常食 | フードコートやレストランが満員で入れないときや、長蛇の列すぎて空腹に耐えられないときなど。 |
6.クリアファイル | 地図、パンフ、バラのスタンプカードなどきれいに持ち帰りたいとき用。 |
7.スタンプパスポート(スタンプ帳) | 紙でスタンプラリーに参加したい場合は必須。公式のは枠があらかじめ決められているので、コンプしないと気持ち悪い人にはおすすめできない(コンプは難易度高め)。市販(マシュマロ推奨)、自作のものでもスタンプラリーはできる。 ※コンプしたい場合は、公式からスタンプリストを印刷して、現地で消し込んでいく方がよい。 |
8.紙の地図 | 場内でも売っているが並ぶ可能性高いので、事前にA3カラーで印刷しておく方がよい。ぴあ、Xのつじさんのがおすすめ。公式サイトにもあるが見づらい。 ※A3印刷が家でできない場合は、セブンなどのネットプリントアプリでファイルを登録→QRコードをコピー機にかざすと簡単に印刷できる。 |
9.交通系IC | 鉄道に乗る場合は事実上必須。場内での決済にも使える。チャージしておく。 |
10.クレジットカード・デビットカード | 場内はキャッシュレス決済のみ。交通系ICの残高が足りないけどチャージ機まで行ってられないとき、スマホ決済したいのに充電がない(モバイルバッテリーもない)ときなど非常時にも役立つ。 |
【1.スマホについて】
なぜこんなにアプリが乱立した状態でいいと思ったのかは謎です。逆に言えば、自分の担当部分だけよければ後はどうでもよいと考える日本らしさを世界の人が感じられる絶好の機会でもあります。コロナ禍の入国検疫ミステリーツアーを思い出しました。
ドバイ万博のアプリは1つに集約されていて、インターフェースもキラキラした楽しい雰囲気があってよかったです。今回のは文字だらけでアプリ開いたときの楽しさはあまりないし、アプリのボタンも変に多くてわかりづらい・・・。
【8.紙の地図について】
ドバイ万博のときは紙の地図は会場内をロボットが周回して無料で配っていましたが、SDGsという看板を掲げてネットから印刷または有料で店舗販売となっています。捨てられても自然に還る素材に印刷したものを配布とかすぐ考え付きそうですが、そういうわけにはいかないのでしょうね。。
早くもわかりにくいことに価値があるという日本的なにおいがたちこめて楽しさ半減ですが、行けばきっと楽しいと信じて手続を完了させました。わかりにくいことに価値があるのはお寺のお経だけで十分です。
当日の入場手順
会場前に到着するとすでに列ができていると思います。朝は9時台入場、10時台入場で列が分かれているので注意。
携帯の椅子を持ってきている人もいました。目の前にいたおじいさんは座ったとたん椅子を壊していたので(=1日中ごみを持ち運び座れない地獄)、事前に状態の確認をしませう。。
列は誘導されながら結構速いスピードでちょっとずつゲートに向かって進みます。ドミノ倒しがおきないよう気を付けながら歩いていきます。係員は前の人を追い越さないようにと言っていますが、しれっと抜いていくおばさんがいたので油断できません。
セキュリティチェックはゲートの前にあります。セキュリティチェックをする場所と入場の場所はあまりスペースがないので、入場列がつまるとセキュリティチェックの列もつまります。
セキュリティチェック自体は国内線の空港と同じレベル。荷物はすべてトレイに置き、ペットボトルや水筒は空でも検査され、金属を外した状態でX線チェックを通っておしまいです。引っかかると無駄な時間が発生するので、並んでいる間に荷物をまとめておいた方がいいです。
靴を脱いだり両手を上げたりはしません。
持込み荷物に関しては規約があります。要注意なのが缶・ビンは持込禁止です。
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/20250306_kiyaku_r.pdf
通期パスでしたが、入場時はQRコードをかざすだけで通れました。
顔認証したと思いますが、その場面は一日を通して一回もありませんでした。
予約したパビリオン・イベントの入場手順
入場時のQRコードをスキャンしてもらうだけ。簡単!
余計なお世話の反省会(随時更新)
徒然なるままに運営が反省すべき点を殴り書き。当事者の方はどうぞ無視してください。
1.並ばない万博ではなく、パビリオンに入らせない万博。並ばないで見られるなら予約ではなく展示方法を工夫する必要があった。
例1:シグネチャーは箱が思ったより小さい
・例えばいのち動的平衡館は、もっと大きい館にしてらせん状に坂を作るとかで多人数を入れることは可能だった。
・ドバイ万博のように数を少なくして(3つだった)大箱にした方がよかった。
・数が多くなってかえってテーマがわかりにくい気もする。
例2:企業パビリオンを中心に、一つのパビリオンの時間がかかりすぎる
特に、無駄に長めの映像を流すから時間がかかってしまい、行列ができる原因になる。例えば滋賀県はループしても問題ない映像なので自由観覧でもよかった。三菱は二回に分けていたが、内容が重複する部分が多かった(座席があるのはありがたいが、所詮CGを見るのに観覧方法はおそらくベストではないでしょう)。
→結局、海外パビリオンのように順番に並んでいればいつか入れるという方がマシになってしまっている。
2.当日登録とはいえ実質当日先着順になっている
これがあるため9時に入らないといけないと感じる人がほとんどになり、朝早くから行列ができたり、午後から来た人はもう入れないということになる。当初通り通期パスを11時入場にしていたら、ほぼ絶対に入れないパビリオンがいくつも出てしまうことになっていた。
入場時間に合わせて当日枠を解放すればよかった。
3.マイチケットの接続可能数が少なすぎる
想定人数が来なくても日中の当日登録でQueue itが登場する。協会の想定人数以上が来たら当日登録がかなり難しくなる。
4.2ヶ月前抽選と空き枠先着はいらなかった
単に7日前抽選だけして、2ヶ月前抽選の分と合わせた数を当選させるので十分と思われる。
空き枠は当日登録にまわせばよく、さらに順次時間帯別に開放枠を用意すればさらによさそう。
2ヶ月前抽選があるのは協会の早く売上をあげたいという魂胆だろうか?
5.ゲートの数が少なく、東と西は会場外で行き来できない
北があってもよさそうではあった。入場に関する係員や誘導員は問題ないように感じた。
東西が行き来できないのは致命的で、予約ゲートと逆に来て入れてもらっている事例もあった(「特別に」入れてあげたようだったが、本来は鉄道・バスで戻ってもらうのが筋)。
6.一部のグッズの販売方法、パビリオンの予約方法に問題がある
限定ICOCAなど、先着数量限定にすると万博関係者が列に並べて有利になってしまう(途中から9:15以降でないと買えないように指導が入ったようだった)。多需要に対し供給量が少ないため、転売ヤーの温床にもなっている。
来場者に対する受注販売で後日発送(送料上乗せ)とすればよかった。
イタリアパビリオンもチケットを持っていなくても予約できてしまう仕様だったため、転売ヤーの食いものにされてしまった(イタリアは日本で転売が横行するとは思わなかった?)。これは万博IDなどと紐づけていればよかった。
7.eMoverは一方向しか停まらない停留所がある
車線の関係だと思われるが、工夫の余地は大いにあった。
8.噴水ショーが前時代的な横長(2D)だった
ドバイ万博はドーム屋根にプロジェクションマッピングをしていたためどこにいても見られるものだった。
噴水ショーは横長で、中央の枠を中心にキャラクターが登場するため、中央にいないとよく見えない。
どこから見ても同じように楽しめる工夫が必要だった。