大阪・関西万博 海外パビリオン セービングゾーン

旅行記
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※徐々に加筆・修正します。
旅行日:2025/4~2025/10

海外パビリオンは3つのゾーンに分かれています。
セービングゾーン(オレンジ)にある海外パビリオンのレビューです。

コモンズ-C館

11カ国が共同出展しています。コモンズの中でも展示が凝ったものが多く、各国ブースで並びます。館内が狭いので行列が一時的に締め切られることもあり、全部見るとかなり時間がかかります。
メインエリアとアイランドエリアにわかれているのは他のコモンズ同様わかりにくいですが、近くにあるのでまだマシです。

ディスプレイに見取り図と各国の簡単な情報が表示されていました。

イスラエル

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

当初タイプA(大箱パビリオン)の予定でしたが、タイプCでの参加となり、小区画の部屋での展示になりました。
鏡になっている両壁にはさまれた狭い空間の中央に、「ユダヤのハスモン朝によって、エルサレムを守るために築かれた要塞の一部」という石が置かれていました。

正面では、「すべての人々をもっと健康に イスラエルは医療データベースの保有量が世界第2位」「私たちの未来を守る イスラエルはテクノロジー企業が世界で最も多い国」「イスラエルはすべての人々の社会的平等を推進」といった文字が現れます。3分30秒で一周する内容で、繰り返し流れていました。
「イスラエルには願いを書いたメモを嘆きの壁に挟む伝統があります」として、タップして祈りを書いたメモを入力する小さなタブレットもありました。

ウクライナ

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

国旗のカラーリングに統一された展示室では、オブジェについているバーコードを読み込むとデバイスにオブジェに関連する動画が表示される仕掛けです。
量が多いうえあまり人数をさばけないため、訪問時は列に並べないときもありました。

大きなゴムボート:開戦当初から動物保護に使ったボート。動物保護は人として当然のこと。
ライオン:ヘルソン博物館からロシアによって盗まれた彫刻。48万点以上に上る。
馬のおもちゃ:クラマトルスクの駅にロケット弾が撃ち込まれて多くの人が犠牲になった。
Mのマーク:ハルキウの地下鉄駅は学校になり、空爆や停電などの困難に立ち向かいながら学び続けている。
メガホン:最も厳しいときではあるが、LGBTQ+について、市民はその権利を守ろうとしている。
スーツケース:戦争で家を離れざるを得ないが、ボランティアらが支援や仕事を提供し安心感を与えている。
キャンディー:献血後に糖分を補給するために必要。ある男は650リットル以上献血し、約794個のキャンディーを持っていた。
懐中電灯:停電したときの医療現場で役立っている。
ノート:ウクライナの企業によってつくられたノート。空爆を受けたが再建され、太陽光パネルやStarlinkなどで再び企業活動を続けている。
バラ:ウクライナで人気のある「バチェラー」のシンボル。今年は義足の退役軍人で、リハビリ後ウクライナ全土を自分の足で旅している。身体的心理的リハビリのプログラムがあり、障害があっても充実した人生を送る機会がある。
オスカー像:ロシア侵略当初のウクライナを描いた「マリウポリの20日間」は2024年にベストドキュメンタリーを受賞。ウクライナには独立メディアが多数ある。人々は真実を知る必要がある。
レイブミキサー(DJセット):新しい家の建設の音より大きい音で音楽を流し、人間の鎖でれんがを渡していく。
チェッカー:ウクライナの10歳のチェッカーのチャンピオンは、キーウの街頭で負けたら寄付をするというルールでお金を集めている。
ノートパソコン:ロシアのプロパガンダやボットファームに対抗するため、DDOS攻撃を行っている。
配達不能荷物:戦争中でもウクライナの端から端まで最大2日で配達している企業がある。
ランプ:電気がつかないとき「適切な生活水準を享受する権利」の実際の価値を理解する。壊された発電所で復旧を試みる作業員がいるのです。電気を大切にしましょう。

展示室が開放されていないときはアイランドエリアへ。

ウクライナ企業によるものや戦争関連の展示がありました。戦争下でも大豆から作った魚などの養殖に使うえさの開発をしていることや、国営石油会社、戦時下で有効なウエットタオル、退役軍人や障碍者などの支援プログラムを行う銀行などが紹介されていました。戦時下で働くエネルギー産業の労働者の不屈の精神をヘビー級チャンピオンのサイン入りヘルメットで表現しているなどユニークです。

ウルグアイ

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

他の国とは違い、開放的な作りのウルグアイ。
パネルにもありますが、南米の国で、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからフェリーで渡ることもできます。

カウンターでは特に何も行われていませんでしたが、折り紙のミャクミャクがウルグアイと日本の国旗を背にしていたり、2階にもミャクミャクがいたりと、ミャクミャク率の高いパビリオンでした。
正面のモニターでは、50秒程度の動画が流れており、回転率の面からは非常によかったです。ウルグアイはイノベーションそのものだという内容に加え、「12時間の時差によりジェットラグは絶対避けられない」などと書かれていて吹き出しそうになりました。

ガボン

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

アフリカ中央部にあり海に面したガボン。長らくのほほん平和というイメージでしたが、クーデターがあり、しかし2025年現在再びのほほんとしています。
クーデター前はビザ免除のときもあったのですが、アライバルビザも廃止され、現在はeビザか大使館申請となっています。eビザは「インターネットの接続状況や当局のe-VISAシステムの稼働状況等によっては、発給まで相当の時間を要する」(2024/5 領事メール)ようであり、申請時にも必要書類をアップロードする場所がないとか、状況を確認しても返信がないとか、いかにもアフリカ、のほほんとしすぎです。私は手っ取り早く大使館で直接とってしまいました。

アイランドエリアは導入部のような感じで、デスクにコーヒー豆や樹液によるお香、マルミミゾウなどが掲載されたガボンを紹介する冊子が置かれていました。
列に並ぶところには1mを超す木像が置かれていましたが、アテンダントによると9月になって届いたんだとか。何の像なのかは不明で、現地係員もおらず聞けず仕舞い。

展示室入口は森のイメージのように思います。その両側には小さな展示ケースがありますが、誰も見ていないような雰囲気。見逃した方のためにここでは全部掲載します。ただし内容は相変わらず不明です。

向かって左のケース

向かって右のケース

展示室に入ると、三方のスクリーンに映像が流れます。
国土の90%以上が森林で2番目に森林率が高い国だとか(但し2022年は4位とされている)、森林にすむ多様な動物、伝統工芸から最新の工事まで紹介し、私はガボン、私は未来から来た者といって終わります。
人がいるため奥の方の映像はよく確認できませんでした。

グアテマラ

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

マヤ遺跡などが点在する中米屈指の観光地グアテマラ。コーヒーも有名です。

「テキスタイルの森」をイメージした展示スペースでは、伝統工芸品やアート作品、食器、雑貨などが並んでいました。
ディスプレイではグアテマラを紹介するムービーが流れていました。人口の44%がマヤの子孫である、2つの国際空港や海洋ターミナルがあり世界中からアクセスしやすいなどという情報の後、グアテマラ各地の映像が流れていました。

クロアチア

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

無数のチューブがぶら下がるクロアチアパビリオン。
なんとクロアチアの5地域のリアルタイムの気温を再現したもので、チューブを触ると温かかったり冷たかったりします。
いくつかのモニターでは展示室のサーモグラフィが表示され、いかに自分が熱いかがよくわかりました。。

アイランドエリアではクロアチアの美しい風景の映像が流れていました。

サンマリノ

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

イタリアの山間部に残る独立国サンマリノ。
1つ目のセクションは「山を感じる」。ティターノ山の岩石と、サンマリノで有名な3つの塔をイメージした小さな彫刻がありました。
2つ目のセクションは「日常の音を聞く」。岩に触れる風、市場を行きかう人々の声、祭日に撃たれる大砲、夜明けに鳴く小鳥たちの歌声がドームから聞こえるということですが、周りが騒々しくてわかりにくいかも。
3つ目のセクションは「地平線を眺める」。ニッチからサンマリノの映像を見ます。

大きなディスプレイではサンマリノの風景が流れていました。ナレーションはなく、仰々しい音楽もありません。
また、紀元3~4世紀の「ヴィタ・サンティ・マリニ」というサンマリノのはじまりに関する世界最古の写本(レプリカ)の展示がありました。

アイランドエリアは物販コーナーでした。
よく見るとサングラスと共にTHE ALFEEが。高見沢氏はサンマリノから騎士の勲章「聖アガタ勲章」を与えられており、現地で葡萄畑を所有しワインを生産しています。

スロバキア

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

チェコスロバキアだったのでチェコの隣にあるということはわかりそうですが、西はオーストリア、南はハンガリー、東はウクライナ、北はポーランドということで、中央ヨーロッパに位置します。
展示室では、前時代感のあるテクノに乗せて、湾曲した大きなスクリーンにスロバキアのイメージ映像が流れていました。入口の世界遺産スピシュ城の写真もですが、映像中にもお城が何度も出てきており、お城推しというのがよくわかります。そういえばスタンプもボイニツェ城でした。

アイランドエリアではワインの試飲会を開いていました。
お城に関する本があり、係の方にいろいろと教えてもらいました。

スロベニア

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

旧ユーゴスラビアで、中央ヨーロッパにあるスロベニア。
当初タイプA(戸建方式)を予定していたのですが、タイプC(シェアハウス方式)に変更してコモンズC入りとなりました。
ドバイ万博のときと同じ「I feel sLOVEnia」を標榜しています。

VR体験や、主要観光スポットを巡るバーチャルサイクリング体験があるようなのですが、訪問時はアテンダントがおらず詳細不明でした。

ブレッド湖の訪問記をリンクします。
https://4travel.jp/travelogue/11182443

パナマ

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

中米と南米の境目にあるパナマは、太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河が有名です。
メインエリアは動画鑑賞。縦長の部屋いっぱいに映像が流れます。
奥まで人を入れるので、人だかりで奥側の映像は全然見えませんし、奥に入ると今度は手前に流れる映像が見られないという仕様。
人を入れるのは手前のスクリーンまでにすればよいのではと思います。
映像では、カーボン・ネガティブを達成している4カ国のうちの一つであり(他はブータン、スリナム、オーストラリアのタスマニア島)、責任ある発展をしていることを美しい映像と共にアピールしていました。

アイランドエリアではパナマ運河の映像が流れていました。
実際に訪問する際はタイミングが重要なので、気軽に雰囲気が味わえるのはありがたいです。
ご参考までに旅行記をリンクします。

パナマ・シティ観光(カスコ・ビエホ、パナマ・ビエホ、パナマ運河) (パナマシティ) - 旅行のクチコミサイト フォートラベル
パナマシティでのworldhusiastさんの旅行記です。

モンテネグロ

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

若干並んで内部へ。狭い部屋が激混みで何が何やら・・・。
天井が斜めに下っていて美しい映像が流れていました。
入口の左側は階段状のエリアで寝転がって天井の映像を見ることもできます。
両側の壁にはタッチパネルがあり、項目を選ぶと映像が流れる仕様でした。

チリ

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】2分(7月中旬 16時台)
【実際の所要時間】5分

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

入ったところにはモアイがいましたが、なんとチリ館は観光紹介はありません。
長いパッセージを歩いていきます。奥にはペンギンオブジェがいるので記念撮影によさそう。

中央エリアではチリ最大の先住民族マプチェの伝統的な織物「マクン」(マプチェ語でマント)を展示しています。
天井や側面にかけられたマクンは240平方メートル、200人の手でこの万博のために3ヶ月もかかって制作されたものというから驚きです。
奥に階段があるのですが、そこに座ってマクンに囲まれてみるのもよいでしょう。

隅っこにはチリサーモンやチリワインの展示も小さくありました。
とにかくチリ館はマクンに全力投入でした。

チュニジア

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】13分(7月中旬 15:38列→15:51入場)
【実際の所要時間】20分

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

館内に入るとまずプレショー。謎の仮面が何も言わず壁いっぱいに動きまくるだけという難易度高めなムービーです。
ムービー鑑賞後は砂漠を描いた細い通路を通って次の部屋へ。

次の部屋も壁一面に映像が流れます。今度は「安全でキレイな水を作るための技術を開発しています」とか「空気から飲み水を作っています」とかチュニジアの会社や、チュニジアの偉人の紹介でした。
部屋を出ると「ガフサのメルグーム」(ベルベル人伝統の手織物)の展示があり、そのままお土産屋エリアになります。掲載画像は写真を撮り忘れてしまい動画切り出しのため見づらいです。失礼しました。

お土産コーナーではアラビア文字のカリグラフィーを書いてもらいました。1,500円。
男性の係員さんはカリグラフィー・アーティストの女性を「彼女はベスト・アーティストだ!」とほめちぎっていました。

外に出ようかと思ったら、出口脇に来賓用と思われる部屋を発見。
その部屋を見て出口の方を見たら壁にメッセージが書いてありました。お元気で!

カンボジア

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】なし(7月中旬 15時台)
【実際の所要時間】7分

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

入口には少数民族の漁のオブジェがあり、そのまま進むと回廊に入ります。
仏教遺跡を彷彿とさせるオブジェがお出迎え!

突き当りには階段のあるピラミッド状の遺跡のオブジェ。
2023年に世界遺産に登録されたコー・ケー遺跡のプラサット・トムを模したもののようです。
コー・ケー遺跡旅行記: カンボジア旅行(4) プリア・ヴィヘア/コー・ケー/ベン・メリア 1日ツアー

コー・ケー遺跡オブジェを背にするとパビリオン全体が見渡せます。
黄色いのは田んぼに実るお米のオブジェ。カンボジアの主食であり、儀式など生活にも欠かせません。
中央の船は楽器で、時間によって演奏で使われるようです。
一番奥にはアンコール・ワットのジオラマがありました。

民芸品やカシューナッツの展示でおしまいです。
カンボジアは前回のドバイ万博同様小部屋系ながら気合の入った展示でした。

アルジェリア

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】1分(7月中旬 15時台)
【実際の所要時間】13分

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

入ると簡単なアルジェリアのイントロダクションがあり、通路に入ってすぐ左ではプレショーとして細長い画面のイントロダクション・ムービーが流れていました。
映像ではアルジェリア少女が、人類発祥の地の一つAin Boucherit遺跡の石器、女性が演奏するImzad(楽器)、銀サンゴといった文化、教育と医療が無料などとアピールします。背景はサハラ砂漠、ジジェル、Tizi ouzou、世界遺産マウレタニア王家の墓、アルジェなど。最後のローマ遺跡は世界遺産ティムガッドのように見えました。
アルジェリア旅行記: アルジェリア世界遺産めぐり

奥に進むとまたムービー。今度は壁一面に映し出されます。
Ain Boucherit、世界遺産タッシリ・ナジェールからの歴史を1分ほどでめぐり、現在のアルジェリアとして教育と医療が無料、若者の支援、スポーツ選手などを紹介し、アルジェリアの未来は明るいということで締めくくります。
テンポが速いムービーなので、アルジェリアを知らない方にはいい内容だと思います。プレショーと重複するので、時間がなければこちらだけ見ればよいでしょう。
最後にぜひアルジェリアを訪れてくださいなどと言っていますが、2025年現在でもビザ発給の問題があるので、楽したい方は日本の旅行会社が出しているツアーで行きましょう。

ムービーの後は細くて暗い通路を歩きながらムービーの内容のパネルを見て終了です。
通路には衝撃の文言が・・・。

バルト館(ラトビア・リトアニア)

バルト3国というとエストニア・ラトビア・リトアニアですが、今回エストニアは万博不参加のため、残り2ヶ国の共同パビリオンとなっています。

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】4分(7月下旬 10:26列→10:30入館)
【実際の所要時間】10分

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

バルト館といえばなんといってもミャクミャクぬいぐるみの盗難!女2人組が盗んだ映像はあるようですが結局戻ってきていないようで、その後たくさんの人がミャクミャクぬいぐるみを奉納したことでも話題になりました。
しばらくして奉納謝絶となり、訪問時はミャクミャクとポルチーニ茸の「バラビちゃん」がお出迎え。

入ると通路にたくさんの植物がおしゃれに展示されています。現地の300種類に及ぶ植物のコレクション。反対側の壁にはモニターで各国の映像とともに日本と共通する考え方などを紹介していました。

どんづまりでは「KIZUNAの壁」と題して、水滴の付いた緑の壁にメッセージを指で書くと徐々に消えていくので、その様子をみて人々とのつながりに思いを馳せるという新感覚のコーナーがありました。

出口に向かう通路沿いの小部屋は「バラビちゃんが大好きなもの」。かわいいアートで各国の文化や取組みを紹介しています。

出口に向かう通路では、タッチパネルが並んでいます。願いを書くと世界へ届けられるというものもありました。

EU(欧州連合)

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】10分(7月下旬 10:06列→10:16入館)
【実際の所要時間】8分

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

小さな展示室の中をさらに細かく区切って、小さめの展示がいくつも並んでいる形式でした。
入ってすぐのところにあるブースでは、葉っぱを触るとモニターでEUの共通農業政策や水産養殖キャンペーンなどの内容が展開される仕組み。おしゃれですが、多数の人が触って葉っぱは大丈夫なのか??と余計な心配。

その奥には生分解性素材をアピールするコルクの椅子があり、少し休憩もできます。
その隣にはデンマークの会社の技術を使った枯山水の庭を手入れするロボットがありました。

タッチパネルでEUの取組を見ながら折り紙を折って、折り鶴をデジタル上で飛ばすコーナーもありました。

ベルギー

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】22分(7月下旬 9:34に並び9:56入場)
【実際の所要時間】26分(屋上テラス込み)

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

入館時にベルギーのビスケットBiscoff(日本語版)をいただきました。
入館してスクリーンのあるエントランスを左に曲がるとSNSでよく見た水柱のコーナーがありました。

水と緑に癒された後は、暗く広い室内とスクリーンが続きます。
1本目の映像は破傷風、百日咳、新型コロナウイルスなど数々の感染症に対応するワクチンを製造しているという内容です。

2本目はベルギーがワクチンの世界的リーダーになったのは「適切なエコシステムを構築した」ためであり、ヴァクシノポリスヨーロッパ最大の臨床試験施設とか、日本はEU外で3番目に大きい市場、といった内容。
3本目は研究者が多くいること、そして今後はワクチンの形が変わったり、もっと多くの病気に対するワクチンを開発できるだろうという内容です。

暗い廊下を歩いて次の部屋へ。壁にはマスコット「ベルベル」が、何世代にもわたって子供がクレープ紙で花を作る伝統があるとか、天井にある花はベルギーの子供が作ったものだとか説明しています。そのまま進むと確かに天井に花が飾ってありました。
通路の先の小部屋にスタンプがあり、さらに奥へと続きます。

こちらでもスクリーンに投影される映像をみていくスタイルです。
ベルギーに関する簡単な紹介があり、次のスクリーンでは四季の映像とともに春は子宮、夏は消化器・顔・心臓、秋は脳、冬は筋肉に関する記述が登場します。

次は個人情報と医療データを取り込んだデジタルツインにより健康維持の手助けをし、他の人のデータと融合しながらヘルスケアの未来を創造するといった内容でした。
このあと、水柱のコーナーを2階から見ながら最後の部屋に向かいます。

プロテーゼ(人工軟骨)と義足のセクションでは、恐らくそれでできたものと想像されるロボットがしなやかに踊る映像が流れました。

屋上テラスにでると、レストランエリアの隣から「大地の広場」が見渡せました。

イタリア・バチカン

開幕当初、独自アプリから予約ができました。結構細かいタイムスロットで枠はいっぱいあったのですが、予約する時点で8月以降でないと空いていませんでした。

【入場方法】事前予約(公式アプリまたは独自予約システム)・当日登録・自由入場
【入場】予約の場合は予約時間枠になってからQRコード読込、自由入場の場合は列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】事前予約だったので待ち時間なし
【実際の所要時間】66分(予約枠から入場まで待ち時間、屋上テラス込み)

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

QRコードを読み込んでもらい、入ってすぐスタンプコーナー。独自スタンプもありました。

スタンプコーナーから最初の部屋までは外と繋がっている空間(ポルティコ)になっています。
部屋に入るまで少し並びますが、その間ムービーやちょっとした展示品があるので時間つぶしで鑑賞。

意外と待ち時間が長い。。
その間、公式マスコットのイタリアちゃんが来てくれて撮影タイムに。
イタリア文化と日本文化を融合させているということで、オリーブ、オークの枝と城壁を頭につけて、イタリア国旗の着物と帯を身に着けています。

QRコードを読み込んでから15分、ようやく最初の部屋に入れました。
最初の部屋は、オーケストラ調の壮大な音楽とともに約2分のムービー。
展示内容にちなんだものや、イタリア各州の風景などが映し出されます。
終わるとスクリーンが開き、そのまま大ホールの展示室へ行くようになっていました。

恐らくイタリア館で最も広いスペースの展示室では、貴重な芸術作品が並んでいます。
頭上にあるのはアルトゥーロ・フェラーリンの飛行機の再現。
世界で初めてヨーロッパとアジア間(ローマから東京)を飛行した人物です。

入って左側では、ティントレットによる伊東マンショ(13歳にして天正遣欧少年使節の一員とローマ教皇に謁見した)の肖像画と関連するムービーが流れていました。

左側中央のヤゴ氏のアートは、30個の陶器の心臓が連続で鼓動する「Apparato circolatorio」は、後方で流れるムービーでインスタレーションが完成するそうです。

「pneumOS」は、公式サイトによれば「都市のセンサーによって収集された環境データを電気インパルスに変換する生きた作品で、周囲の空気の状態を視覚化し、聞き、さらには味わうことができる真の「呼吸の文法」を作り出します。データを音に変換する 5 つのサウンド メンブレンと、都市の呼吸をシミュレートする呼吸バッグで構成されています。」とのことです。

入って右側には、ミラノ・コルチナ2026オリンピック聖火のトーチがあり、その奥には、ジャコモ・バッラの「ボッチョーニの拳の力線」、ウンベルト・ボッチョーニアートの「空間における連続性の唯一の形態」と近代芸術家の作品が並んでいました。
ウンベルト・ボッチョーニアートの作品は、イタリア発行の20セントコインの図柄になっているので、見たことがある方も多いでしょう。

そして大注目されたのが「ファルネーゼのアトラス」(ナポリ国立考古学博物館)。
西暦150年頃のもので、高さ2メートル、重さ2トン、ギリシャ神話の巨神アトラスをモデルにした大理石彫刻で、レプリカではなくアジア初の本物の展示です。
アトラスが支える天球には、当時の天文学理論にもとづく星座、黄道十二宮、赤道、子午線などの浮彫があります。
後ろのショットも撮りました。せっかくの機会なのでよく観察しましょう。

次の部屋に向かう手前にも彫刻が!
ミケランジェロ及びベルニーニの「キリストの復活」。こちらも十字架を除いて約2メートル、手の甲や胸に磔刑による傷痕があります。ミケランジェロからベルニーニが引き継いで完成させたと言われています。
ローマから60km程離れたラツィオ州バッサーノ・ロマーノのサン・ヴィンチェンツォ・マルティーレ教会の所蔵で、普段お目にかかりにくい彫刻なのでこちらもよく見ておきました。

続いてはバチカンの展示室。
バチカン館は準備が出遅れたためイタリア館の中にあります。

展示内容はカラヴァッジョの絵画「キリストの埋葬」の一点のみ。
バチカンの秘宝とされる、バチカン博物館唯一のカラヴァッジョの作品です。
地面の石を指し復活を示唆する死せるキリストを描いたもので、これまで門外不出でしたがフランシスコ教皇(当時)の強い希望で展示されることになりました。

バチカン部屋を後にすると、細い通路に沿って展示を見ていくスタイルになります。

最初はイタリア国外での展示は初めてとなるピエトロ・ペルジーノ「正義の旗」(1496年)。
上部は聖母子、聖フランチェスコと聖ベルナルディーノ・ダ・シエナ、当時のペルージャの街並みと群衆が描かれています。

次は9月21日から27日までの一週間限定展示となった、説明不要「フェラーリ」と高級スポーツバイク「ドゥカティ」。
エミリア=ロマーニャ州のPRウィークだったようで、同州は自動車産業が盛んなことからこれまた本物を持ってきて展示していたようです。
ここは劇場で、展示がないときは演奏会などが開かれていたようです。

次は一列になってレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿「アトランティックコード」を見学。
止まってはいけないので動画で撮影したものを切り出しました。
7月13日までは「衣装用金箔製造機」と「紡績機」、7月14日以降は「サン・ロレンツォ大聖堂(ミラノ)」と「光と影の研究」が展示されていました。

階段までの通路にあったのは「イタリアの特許-成功した発明とイノベーション」。
イタリアが取得している特許商品の紹介などがありました。
例えば、手前に見えるタイヤは空気圧が完全になくなってもある程度走行可能とするものだそうです。

これで展示はおしまい。階段を上って屋上にでると、レストランEATARYとイタリアン・ガーデンが広がります。
ここにはイタリアちゃん、伊東マンショ、アルトゥーロ・フェラーリンのマスコットがありました。
途中にあるミツバチの巣箱にあるQRコードからはイタリアのミツバチや蜂蜜についての資料がダウンロードできました。

階段を下るとお土産屋さんがあり、通路を通っておしまい・・・なのですが、出口の通路にもアートがあり、油断できません。

出口にあるキッチンカーでは、ピンサやプッチャが売られていました。どれもおいしそう!
この写真の許可をとっていたら、店員さんがパルミジャーノ・レッジャーノチーズを一欠けくれました。
イタリアから空輸したもので、30日間(だったか?)発酵したものとのこと。
味はとても濃厚でミルク感がありました。
最後の1個と言っていたのですが、どうやらエミリア・ロマーニャ州PRウィークに合わせて9月21日から30日までピンサ購入の方にパルミジャーノ・レッジャーノの試食があるんだとか。この後ピンサを買う予定だった方すみません。それとは知らずに食べちゃいました・・・。

S10 休憩所

シンガポール

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】なし(7月下旬 9:33)
【実際の所要時間】20分
※Ascott会員は1日先着50名(7月時点)

シンガポールは小さくて地図ではピン(赤い点)で表示されることが多いことからこの外観になったそうです。リサイクルのアルミ素材を使っているとのことですが、よくみるとウロコのようになっています。

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

最初の部屋では、シンガポール原産の木などをイメージしたオブジェが立ち並んでいます。シンガポールは緑豊かなことを思い出します。

Dream Repositoryと題した次の部屋では、手元の機械に各自の夢を書いて、中央に向かって飛ばすと電球が光る仕掛け。

螺旋のスロープを上がると、Dream Repositoryの上に最後の部屋があります。ドームの天井のプロジェクションマッピングでは、下で書いたみんなの「夢」が表示されます。

最後は売店。植物の中にアートがちりばめられ、数あるパビリオンの中でもおしゃれな空間になっています。
タイガービール\1,300などアルコール、ノンアルコールやおつまみを売っていました。

ブルガリア

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】66分(7月下旬 12:22列→13:28入館)
【実際の所要時間】17分

75分待ちと言われて66分も待ちましたが、一体どんなパビリオンなのでしょうか。炎天下ではなく大屋根リングの下に並べたのはよかったです。

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

入るとすぐに乳酸菌をイメージした「ラクトちゃん」がお出迎え!

こちらで壁に埋め込まれた小さなモニターに映像が流れます。恐らく大きなモニターがあり、その前に丸窓を付けた壁を置いたのではないかと思います。
ムービーでは「数十億年の昔にいたシアノバクテリアが酸素を生んで多様な生命が生まれ、やがて人類が生まれた。地球には10の30乗ものバクテリアがいて、人間の体内にも39兆個以上いて、バクテリアは危険を乗り越えるために団結しているが、人間も同様で、世界最古の国の一つであるブルガリアはキリル文字の発祥の地なのだがそのキリル文字も同様である。人間の健康と幸福には無数のバクテリアが必要で、消化を助けて免疫系をサポートし代謝を調整し精神的な健康に影響を及ぼすので、ブルガリアヨーグルトを食べることは大事である。
伝統的ヨーグルトが日本で紹介されたのは1970年大阪万博ブルガリア館が初であり、昭和天皇・皇后が初めて乳酸菌食品を食べ、気に入ったので3年後ブルガリアの菌によるヨーグルトが登場、今でもブルガリアの名前がついていて両国間の永遠の尊敬とパートナーシップを象徴している。
ラクトちゃんはスーパーヒーローのように協力し合うバクテリアの社会そのものだ。
ブルガリアは最初のデジタルコンピュータを発明したようにヨーロッパ有数のITハブであり、最速のインターネット接続があり、独自AIモデルを母国語で開発している数少ない国の一つであり、世界初の認可貨物ドローン会社があり、自動運転や電気自動車向けソフト開発、欧州最大の電動自転車生産国の一つであり、EU最大のハーブ・スパイス生産国でもあり、特にローズオイルは有名である。
また、深い文明のルーツと伝統を持つ訪れる価値のある自然と文化の宝庫でもある。信仰と寛容の地であり、四季があり山々や黒海、ラベンダー畑、バラ渓谷、天然鉱泉がある。優れた才能は言うまでもない。
化学汚染浄化するバクテリア、がん細胞の位置を特定するビフィズス菌などいるが、周囲とのバランスを保ちながら生きるのが特質。」といったことがひたすら早口で流れます。
「持続可能な未来へ行く準備はいい?ほら、もうすぐそこです。すぐにまた会いましょう。あ、でもその前に、ブルガリアの革新的技術と輝く世界をこの過去と現在が交わる空間で体験してみてください」ということで次の部屋へ。

今度は壁一面に投影がなされます。
「明るい未来への鍵とは何でしょうか。科学の進歩?他の惑星のテラフォーミング?それとも深宇宙の探査?テクノロジーと一体化すること?それとも原点に戻り伝統を受け入れ真の価値を再発見すること?あるいは自然と調和し自然と共に進化することなのでしょうか?恐らくこれら全部とさらにいくつかの行動が私たちの未来を形作る。
しかしもう一つの重要なのは選択である。世界を変える力と責任を与えながら私たちの選択は永遠に繰り返される。」といった話。
ラクトちゃん「だからこそバランスの取れた社会のために私の選択は共感、協力、そして環境の積極的な変革に基づいて行われるのです。そして私たちの決断を導くのは多くの本質的な価値観なのです。さあQRコードをスキャンしましょう!」
ということで突然QRコードをスキャンするよう促されます。これによりインスパイアされたアート作品が次のグループに表示される、現在見ているものは前のグループの価値観に囲まれているとのこと。

万博期間中に集められたメッセージがつまった作品を制作しているとのこと。
意外としっかりした言葉遣いのラクトちゃんでした。

オランダ

【入場方法】9:00~11:00自由入場、それ以外は事前予約・当日登録
【入場】自由入場の時間だったので列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】3分(5月下旬 9:26に並び9:29入場)
【実際の所要時間】20分

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

列に並ぶ空間にすでにミッフィーちゃんがいました。
入場時にボールをもらいます。チャージすると光ります。

壁面の文章を読みながら先に進みます。チャージスポットに当てるといろんな色に光ります。
オランダはほぼ海面下の低地ということで、風車を使って水を操り国土を守ってきました。
展示には書かれていませんが、その風車は世界遺産になっています。
異常気象が多いですが、そうしたオランダの経験が活かせるという内容が書かれています。

最後は天井のドームにパネルと同じ内容の動画が流れます。映像はとてもきれいです。
解決策は再利用、コモングランドで想像しよう、共に未来を、ということで結構硬い内容です。
最後の部屋には「集まろう、ここ、コモングランドに」。ここに巨大スタンプが待っています。

そんなに大きくないパビリオンですが、ムービーがあるので並ぶと思われ、10時前に出た時にはすでに行列になっていました。

コモンズ-D館

25カ国が共同出展しています。

アンティグア・バーブーダ

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

カリブ海の島国アンティグア・バーブーダ。
展示室の天井に、アンティグア島とバーブーダ島の形が映されています。
カーニバルの衣装や、グンカンドリのオブジェが目を引きます。

スチールパンはカリブの島々ではよく見ます。音階を鳴らすのも結構難しいです。
ワリーボードはアフリカからカリブに伝わった遊び。アフリカのパビリオンでも類似の展示がありました。

周辺国にもありますが、アンティグア・バーブーダにもピンクのビーチがあります。
有孔虫のピンクの殻が白い砂と混じって、遠くから見るとピンク色に見えるんだそうです。
その他、サンゴの再生などの展示もありました。

カメルーン

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

アフリカを代表するサッカー強豪国として有名なカメルーン。
アフリカのほとんどの気候がそろい、多様な動植物や250以上の民族が暮らすことから「アフリカの縮図」と呼ばれています。
パビリオンには書いてありませんでしたが、ポルトガル語のカマロンイシュ(=エビ)が国名の由来とされます。

パネルなどでは、国内の名所などを写真や映像で実感できます。

そしてなんといってもサッカー。
全面的にサッカー推しという雰囲気です。

象のヘッドピースの展示や、コルドファン・キリン、エコム・ンカムの滝、インフラなどの写真パネルがありました。

ギニア

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

西アフリカのギニア。渡航の際は、似た名前の国と区別するため「ギニア・コナクリ」と言われることもあります。
以前はすさまじい腐敗という話をよく聞きましたが、クーデターにより軍事政権下になり、2024年訪問時は腐敗した人には出会いませんでした。
今後もよりよく変わり続けていくことを期待します。

展示室は大きな木が目印。
入口には大統領の写真とともに「SHIMANDOU」と書かれています。
世界最大級の未開発鉄鉱石鉱山シマンドゥ山地の名前が由来です。20年以上開発が凍結されていましたが、再開することで、従来型の鉄鉱石開発(採掘→輸出→利益は海外へ)ではなく、インフラ整備も行いギニアを「産業国家」へ引き上げることを目指す国家戦略プロジェクトです。
中国が大きく関与しており、鉄鉱石のオーストラリア依存を低減させる一方、ギニアにとっても巨額インフラが条件よく整備でき、利害が一致しています。

小さなディスプレイで現地の風景や産業の映像が映されており、その下に民族工芸品が並んでいました。
豊穣の女神「ニンバ」をはじめ、さまざまな仮面などはお土産として購入できるようでした。

MBSによると、総重量100tもの工芸品を持ってきてしまったが、販売スペースがたたみ9畳ほどしかなく、ほとんど置くことすらできず1割しか売れなかったというおちゃめなギニア。
アフター万博の即売会2日間で「万博期間とほぼ同じ量」を売却できたとか。それって全体の8割売れ残ったということでは・・・。
左下の小さな風景画は訪問時には存在にすら気付きませんでしたが、今思うと買っても良かったかも。。

キューバ

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

カリブ海の島国キューバ。
2021年以降に訪問するとアメリカのESTA申請の資格がなくなってしまう(Bビザの取得が必要)という厳しい状況です。

元レスリング選手のミハイン・ロペス氏の写真がでかでかとお出迎え。

キューバらしいパステルカラーの建物のパネルには、吉村はんのサインがありました。
本当にあちこちで見かけます。

足形はキューバのダンスのステップで、ここで「ソン」のダンス教室が行われる日もあるそうです。

コンゴ民主共和国

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

アフリカ中央部に位置するコンゴ民主共和国(旧ザイール)。ベルギーから独立しました。
フランスから独立したコンゴ共和国の隣にあるのですが、報道では「コンゴ」としか書かれないこともあり、いかに記者も読者もこの地域について不勉強かがよくわかります。
現地では首都の名前をとって、コンゴ民主共和国=コンゴ・キンシャサ、コンゴ共和国=コンゴ・ブラザビルと呼ばれることもあります。英語では通常DRCとかDR Congoと言われます。
今回の万博はコンゴ共和国は不参加で、とても残念です。

展示室は青いライトで近未来的な雰囲気。
コンゴ川はアフリカ大陸2番目の長さで、国土の横切るように流れています。
コンゴ共和国(ブラザビル)からコンゴ民主共和国(キンシャサ)の国境越えで、この川を横切りました。
コンゴ民主共和国の道路のない奥地へは、この川を通って移動するそうです。

コンゴ民主共和国の観光と言えばボノボやオカピも有名です。ボノボはキンシャサ近郊のロラヤ・ボノボ・サンクチュアリーで見られます。
オカピ野生生物保護区は世界遺産に登録されていますが、相当な奥地にあってなかなか行くのは難しいです。

また、コンゴ民主共和国は鉱物でも有名です。
特にコバルトは世界有数の生産国ですが、権益争いなどの問題の原因にもなっています。

青い光の演出のせいで見づらくなっていますが、サプールの写真です。
「Société des Ambianceurs et des Personnes Élégantes」(おしゃれで優雅な紳士協会)の頭文字SAPEから、SAPEを楽しむ人=Sapeur(サプール)と呼ばれます。
内戦が多いこの地域で、服が汚れるから戦争はしないと、年収の何倍もする高価なスーツを購入して、粗末な建物が並ぶ町に繰り出します。
コンゴ共和国のサプールからは、実はサプールには三種類あるとか、小さいころからみていて念願のサプールになれたとか聞き、誇り高き立派な文化になっています。
(本当はこういう話をパビリオンで聞きたいのですが、訪問時は現地係員が不在でした)

サントメ・プリンシペ

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西アフリカの南に広がるギニア湾(大西洋)に浮かぶサントメ・プリンシペ。
通常、中部アフリカの一つとされます。
首都のあるサントメ島と、プリンシペ島から国名が取られており、小さな島が周辺にあります。
治安が安定していることからヨーロッパからの観光客が多くいました。

展示室の中央にあるのは赤道記念碑のレプリカ。
サントメ島南にあるロラス島にあります。外洋をボートで進むのでなかなかスリリングでした。

カカオは有名で、イタリア人によるカカオ農園でつくられたチョコレートを試食しましたが、本物の100%チョコレートは日本で売られているものとは全然違うフレーバーで食べやすかったのを覚えています。

現地空港でも「プリンシペ島には行きましたか?」と聞かれましたが、ここでもプリンシペ島のイメージ動画が流れていました。

スーダン

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

東アフリカのスーダン。
2023年4月にスーダン国軍と準軍事組織(RSF)との大規模な武力衝突の発生により治安が急速に悪化。
ポートスーダンは2025年5月にドローン攻撃がありましたが、比較的ましな状況が続いており、開幕期間現在は首都機能を暫定的にハルツームからポートスーダンに移転しています。
早いうちに落ち着いていただきたいものです。

展示室でまず目に入るのは「SUDAN」の文字オブジェ。なんと水が流れています。

独特なデザインの木の椅子や、スーダンの資源の展示などがありました。
瓶にはピーナッツ、ハイビスカス、アラビアゴム、センナ、バオバブ、ごまなどが入っていました。

写真パネルには、世界遺産の「メロエ島の考古遺跡群」やハルツームの写真が掲載されていました。
その他民芸品や民族衣装の展示がありました。

赤道ギニア

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アフリカ中西部の赤道ギニア。西アフリカのギニア(コナクリ)とギニアビサウ、オセアニアのパプアニューギニア、南米のギアナ高地とガイアナ、と混乱が生じる方もいるはず。

赤道ギニアは大陸のリオ・ムニと、首都マラボのあるビオコ島などの島からなっています。大陸部分があるのに首都が島にあるのは赤道ギニアとデンマークだけです(赤道ギニアでは大陸側に不定期に首都機能が移転します)。
「赤道」とついていますが国土は赤道直下にはなく、赤道ギニア(ビオコ島とアンノボン島)の間にあるサントメ・プリンシペを通っています。
また、スペインから独立したため、アフリカ唯一のスペイン語が公用語の国です。

展示室は国樹のセイバの木がお出迎え。
ビザや出入国スタンプにも描かれるので、赤道ギニアに行った方なら絶対に目にするものです。
ディスプレイは、机の青いマークにフルーツの模型を置くとその説明がでてくる仕掛けになっています。

入ったところには大統領の演説のQRコードがありました。

Biere(Biang)は先祖・精霊との媒介の目的で使われるFang族の伝統的木彫人形。
Bubi族の伝統舞踊「ボンコ」の映像もQRコードからという仕様でした。

部屋の一番奥では2分程度のプロジェクションマッピングが流れていました。
ここにもセイバの木のイラストが飾られています。
男性の通過儀礼の衣装メクヨ・ママラチョが踊り出す、なんとも愛らしい演出です。

左はボンコの舞踊衣装と思われます。
右はファン族のモコムの舞踊衣装、ンドウェの男性通過儀礼の伝統舞踊メクヨ・ママラチョ、ンドウェのイヴァンガの舞踊衣装。マネキンはどちらも女性の舞踊です。

赤道ギニアは大使館が日本にないためビザが取れず訪問が難しかったのですが、eビザになり格段に簡単に行けるようになりました。首都マラボしか行っていませんが、治安も概ね問題ない印象でした。
ただ、写真撮影にシビアなところがまだ観光向きではないかなと思います。

アイランドエリアには、大統領のありがたいお言葉がありました。

タジキスタン

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中央アジアのタジキスタン。

展示室中央にあるのはフェドチェンコ氷河の模型。
極地以外では世界最大といわれますが、気候変動により過去数十年間で11平方キロメートルが減少。
タジキスタン全体で13,000の氷河のうち1,000以上が完全に消失したといいます。

首都ドゥシャンベにあるイスティクロル(独立)記念碑の模型や、ラピスラズリやオニキスの器と効用などが書かれていました。

民族衣装の展示もありました。

トーゴ

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西アフリカのトーゴ。治安も安定していますが、ブルキナファソの治安状況でトーゴ北部は懸念があります。
ワシの仮面をはじめ、特産品やパネル主体の展示室でした。
旅行としては、首都ロメのブードゥーマーケットや、世界遺産クタマクがあります。
周辺国と一緒に周遊するのも一案です。

ナイジェリア

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

西アフリカのナイジェリア。
経済・人口規模ともに地域ではトップですが、残念ながら治安の不安(誘拐など)がいつまでもあります。
※2025年11月26日に「治安緊急事態」宣言が出ました・・・。

展示室では、中央にある廃材から作られたアート作品が目を引きます。
ヒョウとリスだそうです。万博終了後は静岡県袋井市で常設展示されるとのこと。

ナイジェリア関連の物品や、シベベロックをはじめとした国内の写真が展示されていました。

パキスタン

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

旅行先としては遺跡に山にと魅力の多いパキスタン。
南アジアと呼ばれる地域に位置し、インド、アフガニスタン、イラン、中国に囲まれています。
中国以外の国とは関係が必ずしも良くない(インドとはかなり悪い)のが気にかかります。
アメリカ寄りの政策と言われますが、現在は中国寄りになりつつあり今後に注目です。

そんなパキスタンの展示室は、映え部屋!
潔く映え部屋のみというのはドバイ万博でも他の国がやっていましたが、とても日本人向けの展示だと思います。

岩塩が立ち並んでいます。床まで岩塩!
ピンクソルトの色は鉄分などのミネラルによるもの。
来場者は塩の蒸気を吸い込むことで癒されるという触れ込みです。

実はパキスタンには世界第2位の規模とされるケウラ塩鉱山がイスラマバード近郊にあります。
外国人でも内部見学でき、トロッコに乗ったり、岩塩のオブジェなどをみて、意外と楽しめます。
岩塩は北部ではチャイに入れて飲んだりするようで、岩塩のお土産を持って帰る人も見ました。

パレスチナ

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

開幕当初は戦争のため展示品がなく「発送はイスラエルの軍事占領のため遅れています」というパネルがあったほどでした。
徐々に展示が増えていき、ここでは閉幕が近い9月下旬の展示を掲載します。
パレスチナはヨルダン川西岸とガザがありますが、展示はさすがにヨルダン川西岸のものばかりでした。

写真パネルでも文化や歴史が伝わってきます。
左の写真は、生誕教会、サマリア人の道、デイル・アル=キルト(ホージバの聖ゲオルギオス修道院)です。
右のディスプレイはジェリコだそうです。

マルサバ修道院、クナーファ(チーズを使った甘いお菓子)、ホシュ・アル=スィーリヤーン(シリア教会地区)の写真パネルです。
クナーファはパレスチナ発祥というわけではないのですが、レバノンやヨルダンなど周辺地域で食べられているお菓子。個人的にはアラブのお菓子で一番好きですが、日本ではあまり食べられないのが残念。クナーファ屋やろうかな。

美しい金色のドームは東エルサレムの「岩のドーム」です。建物内にムハンマドが亡くなったという岩があり、イスラム教の第3の聖地といわれます。
民族衣装の展示もありました。

ブータン

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ヒマラヤ山脈にある幸せの国ブータン。2026年は国交40周年で、より訪問がしやすくなることが期待されます。
入口ではタクツァン僧院のミニチュアがお出迎え。
日帰りで僧院に上って、帰ってから高山病になったのもいい思い出です。

伝統的なブータンの家では、1階は家畜、屋根裏に唐辛子を干したり作物を保管していたとか。

デショ紙に書かれたチベット文字は、ゾンカ語が書かれているようです。

民族衣装であるゴとキラの展示もありました。
祭壇は、展示室の一番奥の折り返しに設置されていました。会期末期には販売されていましたが、どなたか購入されたのでしょうか。

「文化が生きている限り、国も生きている」と書かれたパンフレットがありました。
チベット旅行をしたとき「チベット仏教がなくなったらチベットは終わり。でも私達にはブータンがある。」というチベット族の言葉を聞いたことを思いだしました。

アイランドエリアではマツタケを販売!
ブータンで食べたときはせっかくのマツタケの香りを消す料理でちょっと微妙だった記憶が・・・。

他にも、ブータンの楽器ドランゲンの展示や、歴代国王のパネル、固有種の紹介などがありました。

ブルキナファソ

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西アフリカにあるブルキナファソ。「高潔な人々の国」という意味です。
手書きパネルが逆に新鮮。来場者もメッセージを手書きで残せて、双方で手書きのやりとりをしているのがとても印象的です。

説明だけではなく、クイズ形式のものや、日本人にわかりやすい書き方のものが多く、意外と楽しめます。
「マルミミゾウ」の展示は来場者の声から追加されたものだそうです。

突如バラフォンが鳴ったかと思ったら、係員の方が叩いていました。
周囲にいた関係者が踊り出す!

ベリーズ

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ベリーズはメキシコの南にあるカリブ海に面した国。カンクンからバスで行くことも可能です。
中華民国(台湾)を承認している数少ない国でもあります。
以前行ったときは観光ビザが必要でしたが、2021年に在日大使館がなくなったものの、2025年現在はビザ不要でありむしろ行きやすくなっています。

世界遺産にもなっているグレート・ブルーホールが最も有名だと思われます。
木製の仮面の展示は、マヤの神々である「ジャガー」(権力の神)、「イシュチェル」(豊穣の神)、「シュナン」(石の女)だそうです。

ホンジュラス

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中米の国ホンジュラス。
展示室はわかりやすく「コパン遺跡」のみといっても過言ではありません。
世界遺産コパン遺跡は、コパン王朝の拠点で、マヤ文明の中でも学問・芸術・天文学に優れ、彫刻技術が非常に高く「ヒエログリフ階段」にはマヤ文字で王朝の歴史が刻まれていることで知られています。
ホンジュラスは治安が悪いのですが、グアテマラとの国境にあってアクセスがよいのもいい点です。

点群データを利用した空間再現ディスプレイでは、コントローラを使って遺跡内を動き回ります。やや動かし方が難しかったですが、実際は立入禁止の内部まで様子がわかるのはとても興味深いです。
3Dレプリカ展示もありました。

スクリーンでは、ホンジュラスのイメージ映像のものもありましたが、遺跡の3D映像が印象的。
内部の映像に切り替わったりして結構わかりやすい内容でした。

マーシャル

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太平洋の島国マーシャル諸島。

骨組みのようなものはスティックチャートといって、航海図になっており、これを暗記して船に乗っているそうです。
右はヤシの実を削る「ラーンケ」です。

ディスプレイの内容はお気楽な南国とは程遠いイメージの内容でした。
1946年から1958年までアメリカが67回もマーシャル諸島で核実験を行っていました。12年間毎日1.6発の広島型原爆を投下したのと同規模といいます。
また、近年は気候変動により島の幅が狭くなってきており、世界的な負担を再び背負わされかけているが、まだ今なら変えられるという内容でした。

その他民芸品などの展示がありました。出口付近のパネルでは社会的課題が書かれていました。

アイランドエリアでは日本とのつながりや、コプラ製品についてのパネルがありました。

マダガスカル

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インド洋に浮かぶマダガスカル。世界で4番目に大きな島国です。
展示室の中央にはバオバブの木!よく再現できています。
世界遺産のツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区の写真もあり、いかにもマダガスカルといった雰囲気。

写真パネルでは、「旅人の木」とよばれる半分バナナ半分ヤシの「オオギバショウ」、サント・マリー島のクジラフェスティバルの写真などが掲載されていました。

奥にあるディスプレイではマダガスカルの風景が流れていました。
ここでもツィンギ・デ・ベマラが登場。

マリ

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西アフリカのマリ。
2011年に訪問したときは北部がすでに治安の問題がある状態でした。そのためトンブクトゥまでは行けませんでしたが、世界遺産のジェンネの泥のモスクやドゴン族の村は訪問できました。
その後北部・中部はアル・カーイダ関連組織やISIL関連組織であるといったイスラム過激派組織が活動しておりテロ攻撃や部族間抗争が頻発するとかで観光どころではなくなってしまいました。2025年もトンブクトゥ空港で攻撃があり多数の死者が出ています。
首都バマコもホテル(ラディソン・ブルー)やバマコ国際空港などでテロが発生しており、年々状況が悪くなっています。
観光資源はたくさんあり、平和になったら観光立国となるポテンシャル大と思われるので、とてももったいないです。

展示室はパネル中心ですが、マリの風景などが流れるディスプレイもありました。

民芸品関係はいかにも西アフリカらしいものが並びます。

展示室の奥にある楽器は実際に鳴らすことができます。
後ろのパネルも写真が多く掲載されていました。

南スーダン

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アフリカで一番新しい国南スーダン。2011年にスーダンから独立しました。
石油や鉱物資源による発展が期待されていますが、国内情勢に問題がありなかなか難しそうです。

展示室は、他のアフリカの国と同様木像などもありますが、多くのイラストが飾られているのが特徴的。
そのかわり写真パネルや映像はあまりありません。

木でできた国章や州がわかるオブジェがありました。
代表的な見どころとして、白ナイル川、世界最大の湿地帯スッド、ファショダ事件のコドック、レスリングのボル、アフリカ最大の保護区ボマ国立公園、ディンカ・ケトルキャンプ、フォラの滝があるニムレ国立公園、キニェティ山などがありますが、このオブジェではわかりそうにないですね・・・。

展示室に写真が少ないのですが、ネット上にもあまり写真は多くありません。
世界中探しても行く人が圧倒的に少ないということもありますが、実はカメラの持込自体が厳しく、当然撮影に関してもかなりシビアな状況です。恐らく世界一写真嫌いの国と思われます。

そんな状況なのでこのように写真が無料(入場料はかかりますが)で見られるのはかなりレアな機会です。
この写真を撮るのにいくら払ったのか気になります。

モルドバ

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ナイという笛は、ルーマニアパビリオンの演奏会で聞きました。このあたり一帯の伝統楽器です。

ルーマニアパビリオンと重複しますが、ククテニ・トリピッリャ(Cucuteni–Trypillia)の人型の展示がありました。
睡蓮はモルドバ独自の自然空間を象徴するものだそうです。

かわいい刺繍の展示もありました。
またモルドバにはナショナル・ワイン・デーという祝日があるくらい、ワインで有名です。

一番奥にあるのは「カーサ・マーレ」(ルーマニア語で「大きな家」)という空間。
伝統的な住居に設置されている大きな部屋で、お祝いや来客時に使います。
もてなしの心が無限であることを表す鏡張りの部屋には、白い粘土で作られた料理が並びます。
どんな料理か想像してほしいということで白くしたとのこと。

モンゴル

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モンゴルの展示室は、伝統的な衣装や道具などの展示で遊牧民の暮らしを学べたり、チンギス・ハンなど偉人たちの肖像画なども展示されています。

写真左の「モンゴル貴族の金の鞍」は1700年以上前のもので、チンギス・ハン博物館に展示されているものの複製です。
写真右は伝統的なモンゴルの模様を施した墨箱と筆用キャップ。銅、銀、真鍮によるもので本物です。

グユク・ハンがインノケンティウス4世へあてた書簡に押された印章(レプリカ)や、各種文字の展示がありました。モンゴル文字、国旗に使われているソヨンボ文字、ブリヤート文字、トド文字、チベット系のパスパ文字、ガリック文字とさまざまな文字が紹介されています。街中では独立の経緯からモンゴルのキリル文字を主に見かけます。

チンギス・ハンのイラストをバックに、モンゴル貴族の衣装や装飾品が展示されていました。
ディスプレイは13~14世紀のパクス・モンゴリカ(ロシア側:タタールのくびき)を紹介している画面を撮影。この時代は平和で安定したとされ、交易が盛んだったようです。パネルでは「タタールの平和」とモンゴル側からの書き方になっていました。

ラオス

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東南アジアの国ラオス。
展示室の中央にはボートレース祭「ブン・スアン・フア」のボートの実物が置かれていました。
60日かけて複雑な手彫り模様が施されたものとのこと。

パネル展示が中心で、5つのセクションは下記の内容です。
1.ラオス紹介
2.自然に配慮した開発戦略と目標の紹介
3.持続可能なグリーン開発成果の紹介
4.自然に配慮した持続可能な製品の紹介
5.未来のグリーン経済の紹介
石破首相との写真もありました。

ラオスのお茶、コーヒー、米、バッグやスカーフの展示がありました。
伝統儀式バーシースークァンで使う植物やお供え物の展示もありました。

リベリア

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西アフリカの国リベリア。アメリカから独立した唯一のアフリカ国家です。
展示室は緑があってジャングルの雰囲気でしょうか。
たくさんの仮面やオブジェが並んでいます。

展示室中央にあるのは、かつて通行手形として使われた仮面。先祖や聖霊と繋がる「正統な旅人」であるとして、他の地域の通行が可能になったといいます。
読売新聞によると、木工作家の方が再現したようです。

ディスプレイでは、「食べるものを生産し、生産したものを食べましょう」というお言葉が。
また、リベリアの伝統舞踊の映像もありました。

アイランドエリアではリベリア・カフェなるお店が!
3時間20分ほどかけてコモンズ-D館を見ていたのでさすがにのどが渇き、アイスコーヒー700円を注文。
リベリアのではないようですが、アフリカの豆を使っているとのこと。うーん、ざっくり!
味は普通ですが、普通が一番いいです。

オマーン

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】3分(7月下旬 14:23に並び14:42入場)
【実際の所要時間】11分

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水の回廊を少しだけ歩きます。これは灌漑システム「アル・ファラジ」(アフラージ)にインスパイアされたもの。アル・ファラジとは生活用水やナツメヤシなどの農業用水のための水路で、世界遺産に登録されています。
回廊の右の部屋にまず通されました。

まずは約2分間のプレショー。「1滴の雫がオマーンの大地と出会い、自然が築かれていく軌跡をお楽しみください」とのこと。
アラビックな音楽とともに、水をイメージしたライトショーから始まり、やがて正面に光の絵画が展開されます。

隣の部屋に移り約5分のメインショー。「オマーンの水と大地、そして人々が繋がり、文明を築く物語を少女ルアとともにお楽しみください」とのこと。こちらはアラビア語音声で、日本語英語字幕。
少女ルアは残念ながらあまり出番がありません。

ショーが終わると再び水の回廊を歩いて入口の反対側に通されます。
壁にはメインショーにもあったコーランの一節のほか、日本語のことわざも書かれていました。写真の他にも、「情けは人のためならず」「雨垂れ石を穿つ」「誠心誠意」などとも書かれていました。
ここを出ると予約不要エリアになります。

予約不要エリアには「オマーン:ひろがる絆」というコーナーがあり、観光や投資などについてタッチパネルで知ることができます。
小さい子が来て「これはどうやって遊ぶの?」と聞かれてしまいましたが、残念ながらおもしろいおもちゃではないですね。。

またカフェもあり、ホット・カフワ(コーヒー)\750のほか、なんとあのハルワがハルワ餅になってしまった!!えー!!ということでお買い上げ。
前回のドバイ万博ではさすがに通常のハルワで、しかも量が多くAED 30でしたが、今回はふた口サイズで\650。中身はちゃんとモタっとしたハルワでした。ただ日本人向けに甘さもスパイスも本場よりは少な目でしょうか。
ハルワを大福で包んじゃおうというとにかく素晴らしい発想でとても感動しました。また買いたいです。
ちなみにアイス・カフワ\800は、あのアラビックコーヒーのアイス版!まさに冷たくしたらこうなるだろうという味でした。

ハンガリー

綜企画設計によると、外観はカルパチア盆地の神秘的な森を散策しているようなランドスケープとのこと。
ピラピラしているものはテント生地のラメラで、公式SNSによると見た目だけでなく建物の自然な冷却と日よけの役割もしているとか。

生歌があるため人気もあり、15分入替制のため回転も悪く非常に並びます。

【入場方法】予約不要 ※9月より整理券制
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】54分(7月下旬 16:44に並び17:38入場)
【実際の所要時間】19分

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

入館を待っている間、モニターにクリス・ペプラー氏、村治佳織氏、能楽師大倉正之助氏による日本とハンガリーのつながりのコメント動画が流れていました。Family nameを先にいう点では日本と同じく家系を重視しているのでは、あとは温泉・・・とか言っていました。私もブダペストでセーチェニ温泉入りましたが、同じような観光をした方も多いと思います。
この段階で冊子が配られたという話もありましたが、このときは配られませんでした。

館内はエントランスこそ明るかったですが廊下に入ると一転真っ暗に。
黒の世界に白くガラスアートが浮かび上がる様子はとてもきれいでした。ライティングによってアニメーション仕立てになっているものもありました。
よく見ると、この後の生歌で披露されるハンガリー民謡「Tavaszi Szél Vizet Áraszt(春の風が水を呼び覚ます)」の歌詞がハンガリー語(マジャル語)、英語、中国語、日本語などでアートの中に書きこまれていました。

廊下を抜けた先はハンガリー民謡のシアターの入口。開場まで数分待ちます。
待っている間アテンダントによるセッションと注意事項があり、今回の民謡は愛を探す歌とか、ここのランプはすずらんをイメージしたものとかといった話を聞きました。

奥にあるイマーシブドームに入り、いよいよメインのハンガリー民謡の生歌パフォーマンス。
暗い部屋の中で重低音が響きだし、歌が始まります。曲はおそらく二部構成で、前半は不明(オリジナル曲?)、途中からテンポアップし、後半は「Tavaszi Szél Vizet Áraszt」です。日本の民謡のようなメロディーで初めて聞いても親しみがあると思います。
最後はみんなで一緒に後半の曲のフレーズを歌っておしまい。初めてのメロディであまり周りは歌っていないような気がしました。
6ヶ月間にわたり、15分おきに21人の女性ボーカルが交互に演奏するため、約8,000回も上演されるというのは単純にすごいです。

Youtubeに読売テレビによるパフォーマンス全編がありましたので興味のある方はぜひ。

シアターを出ると通路にディスプレイがありましたがあまりゆっくり見る時間はありません。
そのまま出口へ。
ちなみにマスコットのミシュカは、ハンガリー人にとって絆を象徴する「ミシュカ水差し」のインスパイアだそうです。

コモンズ-E館

他のコモンズと同じように複数の国のブースが出展する予定だったようですが、不参加の国が多く、他のところに集約されてしまい、最終的に空きスペースとなったようです。
コモンズFと同様3ヶ国ほどが入れるスペースしかなく、「コモンズFの3つをEに持ってきてコモンズFを廃止」としなかった理由は不明です。

館内に入ると唐突に中津城(大分)が登場。
漫画展「侍の武士達」と「姫の優雅さと勇気」にあわせ、かぶとや中津祇園の山車のミニチュアなどを展示していました。
キティちゃんのアート作品もそれに並んで設置してあり、なんだかカオス。

最初の部屋が漫画展。
高河ゆん氏、うえやまとち氏、赤塚不二夫氏など日本の漫画家によるイラストが飾ってありました。
パネルは日本語で名前とタイトルがあるのみで、はなから外国人は相手にしていない印象です。

8/24~10/4のうち18日間「バーチャル万博まるわかり展~ワクワク発見!新しい万博のとびらを開こう!~」が開かれていました。
SNSでバーチャル万博の画面をハッシュタグと共に投稿するとバッジがもらえます。
バーチャル万博をインストールして会員登録して操作性の悪い画面で少しプレイしてスクショしてSNSで投稿する・・・という面倒な作業をこの場でされている方が何人もいてびっくりしました。
バーチャル万博では来場者2025万人達成記念スタンプが入手できました。よほどバーチャル万博アプリが認知されていなかったのでしょうか。

8/22~10/13まで、横浜花博 GREEN×EXPO 2027スタンプが設置されていました。
専用台紙があり、こことギャラリーEASTのスタンプを集めるようになっていました。
横浜花博でも200個以上のスタンプが用意されているようで、コンプリート目指す方は大変そうです。。

ポーランド

【入場方法】事前予約・当日登録・自由入場
【入場】自由入場だったので列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】3分(5月下旬 9:52に並び9:55入場)
【実際の所要時間】10分

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

ポーランドというとウクライナ以上に悲惨な歴史が思い起こされますが、真逆の癒し系パビリオンです。建物も美しい!
入場すると、まず機械で5つのカードから好きなのを選ぶ作業を4回やって「心象の緑」を作ります。なんとなくドバイ万博の日本館に似ています。作ったものはQRコードを通じて記念にスマホに保存できます。
アート作品の空間を抜け、奥にある小さめの部屋で木と塩水の香りでリラックス。係員によると、現地では塩水濃縮施設があり吸入療法などを行っているとか。パビリオンで飾ってあるのは四国などから運んだクロモジの木ですが、現地は別の木を使っているとのこと。
次の部屋はほうきのような木が大量に壁にあり、カサカサと自動で動きます。草木の音で癒されます。

次の部屋はバイオマスを使った製品などが展示されています。
最後にピアノが置いてありました。ショパンコンサートはここでやるのかな。
ドバイ万博でもショパンコンサートがありなんとか予約して行きましたが、今回は省略します。

ルーマニア

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】42分(9:18に並び10:00入場)
【実際の所要時間】30分

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

いつでも長蛇の列ができて長時間の待ち時間を強いられるルーマニアパビリオン。
公式に確認したわけではないのですが、20~30分おきに50人ずつの入替制との情報があります。

入ってすぐのホールでは、まず階段に座って聖歌系の音楽が流れる中スクリーンの映像を鑑賞。
来場者は左側から入ってきます。中央部分が鑑賞席で、左右にあるのが階段です。

ルーマニアの風景もなくはないですが、かなり文字多めで、座席脇のスクリーンにまで文字が書かれていました。
鑑賞しながらすべてを読むことはほぼ不可能です。
映像ではククテニ文化の人型土偶、ゲト・ダキア文明の出土品、コンスタンティン・ブランクーシ、オーレル・ヴライク、宇宙飛行士、科学者、医者、フェンシング選手などについて触れられていました。

続いて生演奏コーナー。このときはピアノと伝統楽器ナイによる演奏でした。
回によって別の楽器だったり歌だったりもするようです。

演奏が終わると全員で階段を上って、ホールの後方のロフトスペースへ。
ここではワークショップに参加できたり、展示品をみたりします。
ワークショップは2種類ありましたが、どちらも先着一名様のみで、受付終了と言われたオバはんの不満げな声があがっていました。

展示品はククテニ文化の人型土偶、伝統衣装、アート作品などがありました。

ロフトスペースを見終わって出ようと思ったら、階段と出口の間の狭いスペースにも展示がありました。

小型の塩サウナなるアート作品もありました。

英国(イギリス)

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)※開催当初のみ当日登録制でした
【実際の待ち時間】55分(19:09に並び20:04入場)
【実際の所要時間】10分

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

イギリス館のマスコット「PIX」が入口にいました。
内部は一定の人数でツアー形式で周ります。だから長時間の行列になるんですね・・・。

約2分のプレムービーではイギリス出張の「パパ」(ケンジというらしい)が本土4地域(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)をまわっているという話で、各地の美しい風景とともに、これから始まるパビリオンのテーマ「アイディア」に関する気付きが流れます。

細いスロープを歩いていくと、スロープの一番上に差し掛かった時に左側にスクリーンがあり、約5分のムービーが流れます。
「パパ」がお土産でくれた積み木を娘メイがいじっているとPIXになり、小さなひらめきが集まって大きなアイディアになるという話をします。蒸気機関車、海を挟んで電話ができるようになったこと、インターネットなど、イギリスの発明を紹介。

続いて日本とイギリスはお茶をたくさん飲むとか、「天空の城ラピュタ」はウェールズの炭鉱からヒントを得たとか壁に書いてある細い通路を通っていくと、立方体の四面モニターを取り囲みます。
ここではPIXがイギリスの色々な場所を巡りながら6つのアイディアに変身するので、それに合わせてボタンを押すと国旗の積み木が増えて、最終的にイギリス国旗になるというゲームをみんなでします。

次の部屋ではまたムービー。今度は2050年の医療とエンターテインメントの面でのイギリス生活を紹介。エンタメは漠然とした話でよくわからず。4分程度でおしまいです。

これでパビリオンはおしまい。バーとお土産屋さんがありました。

アンゴラ

【入場方法】予約不要
【入場】列に並んで入場(QRコード不要)
【実際の待ち時間】46分(17:11に並び17:57入場)
【実際の所要時間】20分

午後になると大行列なのですが、これは15分おきに60人ずつ入れているため。ムービー鑑賞型なので滞留が発生しやすいパビリオンです。
技術的調整を理由に6/26正式オープンとなりました。スタンプは巨大(押すと普通)でした。

パビリオンの内容はクリックで開きます。ネタバレ注意!

壁にはアンゴラの紹介パネルがありました。かつてはビザが必要(本人が大使館に出向いて指紋をとるもの)でしたが、2023年より日本人はビザなしで短期観光可能になりました。感染症対策とか治安とかお金とか依然壁はありますが・・・。
入館するとまず大統領のお写真とともに「心ゆくまでアンゴラ館をお楽しみください」とのお言葉がありました。

最初の部屋は「チッソラの夢」。約12分、円形の180度シアターでの鑑賞です。
最初はアンゴラの映像が流れます。ミラドゥーロ・ダ・ルーア(2019年訪問時の旅行記)、カランドゥーラの滝などが映っていました。
次は大統領からのメッセージ。サブテーマは「いのちを救う」であり、国連のSDGsに関連してよりよい社会を築こうとしているといった内容でした。

続いて本編が始まります。実話に基づくというストーリーは、「チッソラという田舎に住む少女が蚊に刺されて高熱が出たので、家族が薬草を与えたり、村の治療師に相談して邪悪な霊によるものではないことを確かめ、社会福祉サービスに連絡し医療センターへ送ったところマラリアであると確認され、さらに首都の病院に送られ回復したが合併症があったので注意が必要だった。熱にうなされたながら医者になる夢を見ていたが、本当に医者になり、村に週一で戻ることでコミュニティとつながっている。今のアンゴラは以前と違い伝統医療と化学医療の融合をしており、未来はもっと明るくなるでしょう」といった内容です。

2番目の部屋は「インタラクティブ エピローグ」。
タッチパネルが並んでおり、例えば「○○に効く薬草はどれ?」などのクイズがあったり、蚊に関する内容がありましたが、肝心のタッチパネルの反応がいまひとつで途中で止まってしまうものも多かったです。

部屋を出るとレストランがあり、バカリャウやナタなどの宗主国のポルトガル料理に加え、現地クレオール料理などがありました。

サテライトスタジオ西

佐藤研吾建築設計事務所によるもの。福島県の木材を使っており、万博会期後には福島県に移築して地域の拠点施設となる予定とのこと。

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