フランス領ギアナ旅行(1) スリナム国境越え&サン=ローラン=デュ=マロニ

南米
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旅行日:2024/9/25 ※本文中の値段は訪問当時のものです。

南米大陸の中でもかなり行きにくいフランス領ギアナへは、スリナムから陸路で移動しました。カイエンヌ空港の便は、パリ、フランス領カリブの島々が中心で、南米だとブラジル北東部のみ。ギアナ三国をまわる場合は陸路が基本ですね。

スリナムの首都パラマリボから国境アルビナへ

今日も湿気が多くて暑い!

8時前にチェックアウト。前日国境行きシェアタクシー乗り場までのタクシーを予約していましたが、USD110というのでさすがにおかしいと思いフロントを聴取。
ホテルの記録では国境までタクシーで行くと書いてあったらしい・・・。
そもそも予約の時にUSD10(SR290)と言っていたのに、なぜUSD110に書き換えるのか。なんだかあまり信用できません。

ちなみに1日ツアーのガイド氏はだいたいSRD150くらいだろうと言っていたので、これが相場かはわかりませんが、USD10は恐らくoverpriced。なぜだろうと思ったら、その辺のタクシーではなくホテルタクシーでした。無駄な出費ですが快適ではあるので認めます。値切るのも面倒だし。

ホテルから10分ほどで国境行きシェアタクシー乗り場に到着。
着いたらすぐ出る車があり、呼び込まれて乗り込みました。
8:19 パラマリボ→10:11 アルビナ(国境前) SRD600、現金払い。

かなり状態の良い日本車。クーラーきいていて最高!しかもちゃんと席ごとに一人ずつ座れました。後部座席3人掛けに5人とかではなくてよかったです。
客4人で出発しましたが、途中個人宅で1人ピックアップ。予約でしょうか。

途中、橋を渡ったところで検問がありましたが、ドライバーが何やら話して終わり。

約2時間休憩なしで国境前に到着。ずっと舗装道路で快適でした。こんな快適な国境までの移動はいまだかつてあったでしょうか。

スリナム→フランス領ギアナ国境越え

国境を越える前に、少しスリナムドルが余っていたので水を購入。SRD15。何やらふらふらした現地人らしき男がつきまとってきます。

Douane Albinaにて手続き。スリナム出国は2分で終了!
フランス領ギアナとの国境は結構大きな川。橋がないのでボートで渡るしかありません。

同じタイミングで出国した白人と一緒にボートに乗ると、さっきのふらふらした男は漕ぎ手と判明。
10:19 スリナム→10:28 フランス領ギアナ SRD200(米ドル払い可、USD10)

フランス領ギアナに上陸。ここのイミグレは超絶遅く、いろいろ画面を読みながら手続き。一緒にいた白人はすぐ通過していましたが、日本人だからか10分くらいかかって10:40ごろ通過。大人数でなくてよかったです。

国境からサン=ローラン=デュ=マロニの町へ

フランス領ギアナ
南米大陸にあるフランスの海外県ならびに海外地域圏。
17世紀フランス人がギアナ地方に港を建設したことをきっかけに入植者が入るようになり、カイエンヌの町が成立。1667年のブレダの和約により、ギアナをオランダ、イングランドと分割。一時ポルトガルに占領されたが返還され、以来フランス領となっている。
フランス革命後ギアナに流刑地が建設されるようになり、19世紀から20世紀半ばまでに、政治犯や重罪人が囚人してギアナに送られ、「呪われた土地」などと呼ばれていた。クールー沖合いにはディアブル島=「悪魔の島」と呼ばれる島もある。
クールーにはフランス国立宇宙研究センターのギアナ宇宙センターがあり、ロケットの打ち上げを行っている。

イミグレを出るとフランス的おしゃれオブジェがお出迎え!
国境からサン=ローラン=デュ=マロニの町へはバスなどはないので、オブジェのように歩いて向かいます。めちゃくちゃ暑く、汗が噴き出る!しかも見て楽しめるものは何もありません。

11時ですが、朝食を食べていないこともあり、大通り沿いでにぎわっていそうで目に入ったKaho Meloという店で早めランチに。他に選択肢があまりなかったというのもあります。
オムレツサンドイッチ(EUR5.50)はバゲットさくさく、オムレツは普通といったところ。冷たいオランジーナで生き返る!合計EUR7.50、クレカ払。

サン=ローラン=デュ=マロニといえば収容所跡。Camp de la Transportationにやってきました。
12時で一旦クローズするというのを知らず11:53にやってきましたが、ランチは後回しにすべきだったかも。
建物だけなら見られるのですが、中の展示は徐々に閉まってしまいました。

受付をすませ中に入ります。まずは右の黄色い建物から。ここは「人体測定室、礼拝堂、台所」と書かれていますが、現在はメインの展示室になっています。閉館まで数分しかないので(!)急ぎ足で見ることに。

Case1,2,11,12も展示室になっています。ゲートより奥にある建物はほとんどが団体などが使用しているようです。

団体利用エリアにある洗濯場跡近くの門から外に出ることができました。さっき国境を越えた川がすぐ近くを流れていて、対岸のスリナムが見えます。

見学終了後、隣にiがあるというので行ってみますがここもランチクローズ。
クールーに向かうシェアタクシーかバスがどこからでるのか知りたかったのですが、、広場の像のように頭を抱えるしかありませんでした・・・。

しかし、12:50すぎに気を利かせたiの人が窓越しに場所を教えてくれました。しかも英語!神対応すぎ!
情報によると13時発のバスがあるとのことですが、もしや最終・・・?バスターミナルへ急いで向かいます。

急いではいますが、サン=ローラン=デュ=マロニの町並みをここでご紹介。収容所跡周辺やバスターミナルまでの間に素敵な建物がありました。

少し遅れて13:03、バスターミナル発見。適当なドライバーにクールー行きはどれかと聞くと、今にも出発しそうなバスが。
外にいる切符売りに料金を払い、滑り込みセーフで乗れました。。
バスが定刻出発でなくて助かりました・・・。
13:06 サン=ローラン=デュ=マロニ→16:13 クールー EUR20、現金払い。

車内のクーラーは控えめ。ノリノリの音楽が流れます。
道中は完全舗装で快適。景色はスリナムと変わらない感じです。

時々露店で止まったりします。15時ごろ、Iracouboで10分ストップ。水とスニッカーズでEUR1.80でした。

16:13、クールーのガソリンスタンドで下車。一緒に何人かおりました。カイエンヌまで乗る場合はここでトイレ休憩可能です。

ここからホテルまでは足がなく、ガソリンスタンドの店員に聞いたらwifiはつなげてくれましたがタクシーは呼んでくれませんでした。
困っていたらどこぞのおじさんが連れて行ってくれると言います。

16:23 Station Services Total Energies Pariacabo→16:30 ホテル
降りるときにしっかりEUR10請求されました。どうも市内はタクシー白タク問わず一律EUR10のようです。

今回宿泊したのはHotel Atlantis。フロントは英語を話す人もいて、マネージャーさんはとても親切にしてくれました。
一泊130ユーロ程度ですが、ベッドは柔らかく快適。シャワーは水圧調整可で強く出て、お湯も出ました。アメニティは石鹸、ボディソープ、シャンプーのみ。ドライヤーなし。Wifiは無料ですが時々切れました。ペットボトルの水はありませんが、ウォーターサーバーが公共スペースにあるので、ボトルだけ用意しておけば無料で水を飲めます。空港シャトル€80でした。

夕食は19時オープンのホテルレストランで。魚の串グリルはやわらかく、良い火入れ。味付けは控えめですがおいしく、さすがおフランス。グラタンもよかったです。EUR22.50+チップ少々。

またオランジーナ飲んでる・・・。

翌日はクールー観光の目玉の一つ、サリュー諸島に向かいます。

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