旅行日:2024/11/10(日) ※本文中の値段は訪問当時のものです。
モロッコのカサブランカから飛行機でダクラ Dakhla へ向かいました。
カサブランカ空港には6時過ぎに到着。入口は国際線・国内線共通で、荷物と人のX線検査があり、通過に20分かかりました。
T1で発券後、建物の一番左にある国内線乗り場へ。セキュリティ通過、パスポートと搭乗券のチェックを経て6:50ラウンジへ。パン数種類のみでした。




8:25 CMN→10:45 VIL AT1422便は沖止めで、優先搭乗なるシステムはありませんでした。


窓際に座れたため景色を撮ってみたのですが、窓が汚すぎてピントが汚れに合ってしまう・・・。
砂漠地帯が広がっているようでしたが、青い海と赤茶色の大地のコントラストはきれいでした。


ここダクラは「西サハラ」と呼ばれる地域、日本で売っている地図で見ると白抜けしているエリアにあります。アフリカ大陸から突き出た岬にある町です。
【西サハラ(サハラ・アラブ民主共和国)】
スペイン領サハラだったが、1976年からモーリタニアとモロッコが分割統治を開始。
同年、西サハラの独立を目指すポリサリオ戦線はアルジェリアの支援によりアルジェリアの首都アルジェで「亡命政権サハラ・アラブ民主共和国」を樹立。
1979年、モーリタニア政府が西サハラ領有権を正式に放棄した一方、モーリタニアが放棄した領域をモロッコ軍が不法占領。
モロッコはモーリタニア国境に沿うように「砂の壁」を築き地雷を埋設することで、現在まで壁の西側を実効支配している。壁の東側はポリサリオ戦線の支配下とされ、国連が監視している。
50近くの国連加盟国が国家承認しているが、日本は未承認。
定刻より早めの10:35降機。ダクラ空港の建物にはパスポートチェックがあり、ホテルと職業を聞かれました。
公共交通機関は乏しく、空港からホテルへはタクシー。20Dhと言われましたが、別のドライバーにあたってみたところ15Dh/人(二人相乗り価格)でした。


6分ほどでホテルに到着。Dakhla Sur Mer Hotelです。チェックインしたら部屋が片付いていませんでした・・・。
片づけてもらいましたが、その速さから布団やシーツは絶対交換していないので、寝るときは持参したシーツを敷くことに。




部屋のバルコニーからの眺めはとてもよかったです。


荷物を置いて11:40、町歩きに出かけました。
・・・と言ってもティーポットのモニュメントくらいしか見るものがない!?


Handicraft Complexなる建物は夕方から市が出るそうで閑散としていました。入っていいというので2階に上がって見ると、テラスの雰囲気がよかったです。



さて、この日しなければならないのはモーリタニアへの移動手段の確保。
ヌアディブまでならバスかシェアタクシーでの移動になりますが、今回はヌアクショットまで1日で行きたかったためシェアタクシー一択。
ガイドブックやブログによると、ホテル・サハラに行けということでやってきました。レセプションの方と話をしましたが、17時にまた来てとのこと。


12:25 仕方がないので「サマルカンド」なるレストランへ。お昼でもと思ったら、停電のためミントティーしか出せないとのこと。。



しばらくミントティーでねばっていましたが、電気が復活したということで食事もいただきました。炭水化物ばっかりな雰囲気。

17:30 再びのホテル・サハラ。20分くらいしたら来てくれと言われてしまいました。とりあえず周辺を散策して時間をつぶします。
ホテル・サハラの前も夕方になるとマーケットになるようです。食料品も見ましたが、基本的には服や雑貨メインの模様。マネキンが独特でいい味を出しています。



Av. Achariateという通りに出ました。少し歩くとモスクがあったので、管理者っぽい老爺と話して外観のみ写真OKをもらったりして時間をつぶしました。空港やホテルだけでなく、町中にもモロッコ国旗が飾ってありました。日本で生活していると国旗のことはあまり考えませんが、ここでは重要な意味があることを感じます。




みたびホテル・サハラへ。
今度は「待ってくれ」などと言われずドライバーが来てくれて(やや遅れたが)、ちゃんと話ができました。
7:00ホテルピックアップ、700Dh、ヌアクショットのホテルまで行ってくれるとのこと。
WhatsAppを交換したりして、おそらく無事に約束できました!
夕食はBivouac Expressというお店へ。この日は最後のモロッコということでヌアクショットまでの代金を除くと持ち合わせが70Dhしかなく、ピザ・マルゲリータ(49Dh)と水1リットル(15Dh)でやり過ごします・・・。
ちなみに食中毒の報告が口コミに書かれているレストランもあるので、できれば事前に調べておいた方がよさそうです。


食後は歩いてホテルに戻りました。
市内は廃車や廃墟のようなものも目につきますが、夜歩いても一応問題なさそうです。意外と物乞いがいて、おばあさんだったり、車いすに乗っていたりでした。物売りの子供もいますが、全体にしつこくはないので通り過ぎればOKといったところでした。


翌日は大移動で食事ができるとは思えないため、空腹しのぎの食べ物を準備しておきました。