旅行日:2025/3/17(月) ※本文中の値段は訪問当時のものです。
トーゴ
トーゴは、西アフリカのギニア湾に面する細長い国です。首都はロメ。西はガーナ、東はベナン、北はブルキナファソと国境を接しています。国土は南北約600kmにわたって延びていますが、東西の幅は最も狭いところで約50kmほどしかありません。
15世紀頃からヨーロッパ諸国との交易が始まり、19世紀末にはドイツの植民地「ドイツ領トーゴ」となりました。第一次世界大戦後はイギリスとフランスによって分割統治され、現在のトーゴはフランスの委任統治領を経て、1960年に独立しました。
公用語はフランス語です。日常生活ではエウェ語やカビエ語をはじめとする40以上の民族言語が話されています。通貨は西アフリカCFAフラン(XOF)で、西アフリカ経済通貨同盟(UEMOA)の加盟国として共通通貨を使用しています。
経済は農業が重要な産業で、綿花、コーヒー、カカオなどが栽培されています。また、リン鉱石の産出量が多いことでも知られ、港湾都市ロメは内陸国への物流拠点として西アフリカの貿易を支えています。一方で、農業への依存度が高く、気候変動や国際市場の影響を受けやすいという課題も抱えています。
宗教はキリスト教やイスラム教のほか、西アフリカの伝統宗教であるヴォドゥン(Vodun)が現在も人々の暮らしに深く根付いています。ヴォドゥンは、映画などで知られる「ブードゥー教」のルーツとなった信仰で、毎年1月10日は「ヴォドゥンの日」として祝われるなど、トーゴや隣国ベナンの文化を象徴する存在となっています。
観光では、首都ロメの中央市場や呪術市場(フェティッシュ・マーケット)、ドイツ植民地時代に建てられた聖心大聖堂などが人気の見どころです。北部には伝統的な泥の塔状住居「タキエンタ」が残る地域があり、周辺の文化景観はユネスコ世界遺産「クタマク – バタマリバ人の土地」として登録されています。トーゴは国土こそ小さいものの、多様な民族文化や伝統信仰、植民地時代の歴史に触れられる、西アフリカらしい魅力にあふれた国です。
トーゴ入国前に、専用サイトVoyage Togoでeビザの申請が必要です。アカウント情報記入後、ビザ申請となりますが、サイト上で完結します。
1.アカウント情報の記入
【事前準備】
・トーゴ滞在時の住所(ホテルの住所でOK)
・緊急連絡先(フルネーム、電話番号、メールアドレス)
・A scanned copy of the first three pages of the passport with at least a validity period which is three (3) months longer than that of the requested visa
・One (1) recent passport photo
・A flight booking certificate or photocopy of the ticket – Required if arriving by air –
大事→ the maximum file size is 2MB and accepted file formats are: jpeg, png, pdf
他にも下記書類が書かれていましたが未提出。
・Travel insurance (highly recommended) – Optional –
・A hotel booking or an accommodation certificate issued by the town hall or the prefecture (highly recommended) – Optional –
・A letter of invitation from the inviting person or organisation (highly recommended) – Optional –
・Bank certificate or statement of account as proof of sufficient financial resources to support the stay – Optional –
アカウントを作っていろいろ記入していくと、Border Control のところで陸路の場合は「TOGO-GHANA」や「TOGO-BENIN」が選べます。入国日は必要ですが、出国は日付ではなく○日後のプルダウンから選びます(1-15日後など)。
記入後確認画面で、有効な入国書類「None」をチェックすると「APPLY FOR A VISA」が選べ、そのままビザ申請に切り替わります。
2.ビザ申請
特別な項目はありません。日数、観光などを選択後、ビザ代を支払って申請が通るのを待ちます。
Tourist Visa Single EntryでXOF 35,000、VISAまたはMastercardのみ。
審査には最大5営業日かかるとのこと。
残念ながら審査中却下されました。トーゴ国内の住所が不完全というので、「ホテル名, 住所」を記入し、ホテル予約サイトの予約確認書を添付したら通りました。最初の申請から3日で発行されました。
審査が通ったら、EビザのPDFを印刷して持参。
EビザサイトにCOVID-19のPCRテストなどの記載がありますが、不要でした(検査すらしていきませんでした)。
入国・出国ともにオンライン入国登録が必要です。入国と同じアカウントから申請するのでパスワードは控えておきましょう。
→ 実際にこれをやったかメモがなく詳細不明です・・・。
ガーナ・アクラから国境へ


8:10 ガーナ・アクラのホテルAccra City Hotelをチェックアウトし、歩いてTuduバスターミナルへ。
道路がマーケットになっているが、危険ではなさそう。
ただ、ホテルのスタッフからはスマホはしまうよう言われました。
ゆっくり歩く人がいて、特に詰まったときに盗難の危険はありそうです。


8:17 Tuduバスターミナルに到着。
最初窓口に行ってみたのですが、会社が違うのか、買えませんでした。
国境のアフラオ行きは入口に止まっていて、近くで座っている関係者をみつけてチケットを買うスタイルのようです。
補助席入れて24人くらい乗れるバスでした。
車内で待機していると車窓販売がやってきます。よくわかりませんがシー!と言ってよびかける人もいました。
イヤホンとか時計とかを売ろうとしてくるのですが、そもそもいらないし、21セディしかないから欲しかったとしても買えません・・・。


この日は曇っていて、風も時々吹くのでそこまで暑さは感じませんでした。
出発5分前にエアコンが入り、9:00出発です。

Jubilee House前を通過。
道は、舗装はされているがあまり状態はよくない感じ。ガーナは全体的にコートジボワールより劣るように感じました。
アクラを出てしばらくは時々渋滞していました。検問はいくつかありましたが全て通過でした。

11:25 Vekon でトイレ&買い物休憩。なんと5分で発車。
トイレに行く場合は高速で済ませましょう・・・。
車内でたまたま隣にきたガーナ人女が、突如私たち友達ねとか言って連絡先を交換しようとするので、仕方なくwhatsappを教える始末。Aborで降りて行きました。

Tokor-Denu間に塩田がありました。
4時間ちょっとかかって、アフラオバスターミナルに到着です。
9:00 アクラ Tuduバスターミナル → 13:11 アフラオバスターミナル GHS80
国境越え(ガーナ→トーゴ)

バスターミナルではバイタクなどが営業してきますが、本当にすぐそこなので、歩いて出国審査場へ。
途中子供が手を引っ張って食べ物をねだってくるのですが、ごめんなさいとスルー。
ここでセディをCFAフランに両替しました。
13:17 出国審査場へ到着。後ろの窓からビーチと海が見えます。
ガーナの出国は写真撮って指紋とるもので、電話番号と正確な住所を聞かれました。
待っている人がいなかったため、13:24に通過できました。(それでも7分かかっていますが)


すぐ横の建物に移動し、トーゴの検疫。イエローカードのチェックがあり、何か記入していました。
その隣でトーゴの入国審査。
eビザの紙と、入国用紙をここでも記入し、パスポートとともに係員へ提出。
滞在日数をきかれ、椅子に座るよう言われます。
すかさず両替商や物売りがやってきます。ペンも売ってくるので持っていなくてもある意味安心です。
マーカーも売っていたのでハイライトもできます!

13:50 パスポートが返却されて手続終了。一応問題ないかチェックしました。

道路に戻って少し歩くとゲートがあり、そこでバイタクを発見。
今回泊まるCIKA(シカ)ホテルまでなんと言い値2000フラン!
いやいや500とか言って、600で決着。これでもまだ高そうな気がします。
ヘルメットを持っていて、着用するよう渡されました。これはいいポイントです。
13:57 国境ゲート → 14:07 CIKA Golden Hotel and Suites XOF600
このCIKAホテルはオフィスビルみたいなつくり。入館受付のような感じでチェックインをします。
エレベーターはなかなか来ないし動きも遅いものでした。
独立広場(ホテルから)
部屋に荷物を置いて、上のフロアへ。
このホテルからは独立広場がよく見えます。







Gozemを呼んで、早速ロメ観光です。クーラーあって快適!


Gozem 15:26 CIKA Golden Hotel and Suites → 15:48 Fetish market XOF 1,825
トーゴ 首都ロメ観光
もう16時前ですが、ここから首都ロメ観光です。翌日はベナンに向かうため、数時間しかありません。
呪術市場(Fetish market)

ブードゥー教のマーケットです。
ガイド付でまわります。撮影代とあわせて XOF5,000を現金払い。
入ると広場があり、その左右にショップがあります。まずは右のショップから見ていきます。
ガイドさんは若干くせがありますが英語でした。
ロメの呪術市場で紹介されている「ブードゥー教」は、正確には西アフリカに古くから伝わる伝統宗教ヴォドゥン(Vodun)を指します。この信仰はベナンやトーゴ、ガーナなどで受け継がれ、後に奴隷貿易によってカリブ海地域へ渡り、ハイチの「ヴォドゥ(Vodou)」や英語で「Voodoo(ブードゥー)」と呼ばれる信仰へと発展しました。
映画や小説では「呪い」や「黒魔術」のイメージで描かれることが多いブードゥー教ですが、本来は自然や祖先への感謝、家族の健康や豊作、人生の節目を祈るための信仰です。
ヴォドゥンでは、世界を創った存在だけでなく、鉄や豊穣、海や雷など、それぞれの力を司る神や精霊が大切にされています。儀式では太鼓のリズムに合わせて踊りを奉納し、祈りや供物を捧げることで神や精霊とのつながりを深めます。
ロメの呪術市場に並ぶ神像や祭具は、こうした信仰を今も身近に感じられるものばかりでした。日本では少し怖いイメージを持たれがちなブードゥーですが、実際には人々の暮らしや文化に深く根付いた、歴史ある伝統宗教です。



ガイドによれば、病院がない時代、ブードゥーのセラピストに行き、動物の死骸を薬に使っていたとのこと。
粉末にして外傷に塗ったり、内臓の場合はハーブを使ったりしていたそうです。
店の後ろにはセラピストの部屋が並んでいます。
看板にはWhatsappの番号も載っていたりして、現代と伝統の融合を感じます。


ショップには動物の死骸が所狭しと、かつ整然と並べられています。
時折風が吹くと粉が舞ってくるのか、においがします・・・。
犬、ウマ、ライオン、こうもり、カバなどあらゆる動物がいます。
これらの動物はトーゴ産というわけではなく、ナイジェリア、ニジェール、カメルーン、ブルキナなど近隣国から持ち込まれるそうです。
下の写真のバブーンの開きは、中を乾かしているところだとか。
写真は折り畳み式にしましたので、耐性のある方だけ開くようにしてください。






なかなか刺激的でした。
広場中央には神様の像が並んでいます。
2つのペニスを持つ神、踊っている神、鉄の力を持つ神などだそうです。


なかなか刺激的でした。
Gozem呼んで市内中心部へ戻ります。今度はクーラーなしでした・・・。
Gozem 16:22 呪術市場 →16:42 ロメ聖心大聖堂 XOF2,025
ロメ聖心大聖堂(Cathédrale Sacré-coeur de Lomé)

にぎわいすぎているマーケットのエリアにあります。
トーゴがドイツ領だった時代の1901年に着工し、1902年に完成しました。
ヨーロッパのネオ・ゴシック様式を取り入れた赤レンガ造りの建物で、高くそびえる二本の尖塔が印象的です。
建設にはドイツ人宣教師だけでなく、地元の職人や住民も携わったと伝えられています。
内部は外観の華やかさとは対照的に落ち着いた雰囲気です。
1985年には教皇ヨハネ・パウロ2世がこの大聖堂でミサを執り行い、トーゴのカトリック信仰にとって特別な場所となっています。




裏手には、ルルドの洞窟を模したと思われる人工の岩場がありました。


中央市場

中央市場は大盛況。
まさにハッスルバッスル!

こんな距離で歩くことになります。特に後方、スリなどにはご注意・・・。
写真撮影もおすすめできません。
17:10 中央市場の近くにあったSuperamco Marinaへ。
食材はなくはないのですが、家電や雑貨なども売っているハイパーマートのような店でした。
きれいなディスプレイなのに全然人がいなかったです。
Youzou(XOF350)で休憩。暑くてすぐ疲れる!
薄めの三ツ矢サイダーのレモン味で、癒されます。


Gozemを呼ぼうとしましたがフリーズしたようなので、Yangoにしました。
呼んでから来るまで10分はかかりました。夕方はつかまりにくいのかもしれないので、バイタクの方がよかったかもしれないです。
降りるときにお釣りがあるかと試しに聞いてみたら、一応お釣りを探すふりをして持ってないとか言うので、ドライバーのご期待に沿えず申し訳ございませんが代金XOF400ぴったりをコインで払いました。
Yango 17:59 Superamco Marina → 18:02 Independence Monument XOF 400
独立広場


最後に独立広場をぐるっと一周してモニュメントを見てみました。
上から見たときはモニュメントの前に人型のオブジェがあるのは気付きませんでした。


広場側の歩道に浮浪者らしき人が磔刑にされた後のようなかっこうで倒れていました。
やはり西アフリカ、それなりに要注意なのかもしれないです。
歩いてホテルに戻ると18:20。日が暮れてきて、街の角に意味もなく立つ黒人が識別できなくなってきました。
ホテル周辺は安定したエリアとはいえ、夜ふらふら出歩くのはよくなさそうです。

ホテルで夕食
ドイツ料理もいいかと思ったのですが、これから外に行って帰ってだと時間がかかりすぎそうなのでやめて、ホテルで夕食に。
チキンケバブ(XOF8,200)をチョイス。付け合わせは米かポテトしかないというので米にしました。
米は少し油っぽいような気もします。
鶏肉は炭のような香ばしさがあり、カレー風味はあまりしません。
青唐辛子のソースとトマトソースにディップしていただきます。控えめな味で食べやすいです。
一緒に頼んだのはビサップジュース(XOF2,500)。甘くて美味しい!


最後に簡単にホテルレビュー。



先ほども書きましたが、オフィスビルのような雰囲気で、ホテルっぽくありません。
フロントやレストランスタッフは英語を話してくれます。入口外にセキュリティのスタッフがいます。
エレベーターは二台あるもののなかなか来ません。
レストランは10階にあるのに、片方は9階までしか行かない仕様。
部屋は広めで、灯りが必要なところになくて夜は暗めになります。
独立広場向きの部屋でしたが、窓が小さくよく見えないうえ、窓ガラスが汚かったです。
コンセントが硬くて入らないものが多くて不便。
ベッドは適度な柔らかさでした。
シャワーの水圧は弱いですが、お湯は出ました。
石鹸とシャワージェルのみ。シャンプー、コンディショナーなどはありません。
ドライヤーもなし。バスタオルと足拭きマットのみで、ハンドタオルなどもなし。
歯ブラシ、くしなどもありません!
テレビ、ティッシュ、可動ハンガー4本、金庫、湯沸かし、ペットボトルの水500ml2本あり。
スリッパ、冷蔵庫はありません。
翌日はベナンに向かいます。
